将監川決戦

本年のTEAM-ZENJIN栄えある先陣は、帝釈、文殊の二名と相成った。

文殊は、本年から本格的に黒鱒釣りに精進する!
との覚悟で

泣く子も黙る地獄の帝釈道場に自ら入門を志願。

 

「マジ本気で超頑張るっスぅ～!!Ψ(*`Д´*)Ψ グヘヘ」と訴える文殊を

「どぉ～せ最初だけだろうよ…￢( ￣ー￣)┌フッ」と、
帝釈は取り合わなかった。

 

しかし文殊はヘタレなかった。パチスロで儲けた銭を惜しげもなく投入し、
アレヨアレヨと言うまにタックルを揃えた。
そして時間を見つけては、チャリンコで江戸川や近所の公園の池に
キャストの練習に通った。

それを知った帝釈は、「小奴め、多少は骨がありそうじゃわい」と思い直し、
此度の出陣と相成る。

 

帝釈「よ～～し、本年初出陣は文殊と同陣してつかわす!」

文殊「有難き幸せ、恐悦の極みぃ～!<(_ _)>」

午前4時30分、帝釈屋敷出陣。

5時30分、将監川着陣。

 

 

 

戦場は超強風で荒れに荒れ、
釣りをさせてもらえる状況ではなかった。

そして…

結局、夕方4時まで食う寝るを繰り返した!!
<(`^´)><(`^´)>

 

 

文殊より一足先に目を覚ました帝釈が黙々とキャストを再開。

夕方になれば少しは風が収まるだろうとの帝釈の希望的観測も空しく
風は益々強くなるばかり。これには流石の帝釈も意気消沈。
そして風に逆ギレ…。

 

帝釈「オウオウどうすんじゃこの風ぇーー!!!」

文殊「(∪。∪)。。。zzzZZ」

帝釈「文殊!!いつまで寝とんじゃゴルラァ～!!

＼(`O´θ/バキッ!☆/(x_x)」

文殊「(-_ゞ ゴシゴシ」

 

 

 

この日は最高気温がナント22℃まで上がった。
しかし未だ春先、夕暮れ時になってグッと気温が下がり、
超強風と相まって非常に厳しい状況になってきた。

 

 

帝釈「将監川15年間デコ無し記録が、遂に本日で絶たれてしまうか…
こんな日に出陣するんじゃなかったのぅ(-。-)ボソッ」

文殊「まだまだこれからで御座いまするぞ!!щ(=`□´щ)」

帝釈「睡眠バッチリの奴は流石に元気がエエのぅ(～_ーメ) ヒクヒク」

文殊「_(^^;)ゞ イヤ～」

 

 

先日、捨八殿から拝領した偏光グラスを装備し、
将監川に最後の祈りを捧げる帝釈。

 

帝釈「ワシは断じてデコらぬ!
ワシは断じてデコりはせぬ!
我に力を与えたまえぇーー!!

щ(=`□´щ)オオオォォー!!」

 

 

将監川は川と言うだけのことあって多少の蛇行はあるものの、
明確な風裏の大場所など存在しない。
それでも僅かに穏やかな部分はある。

そのエリアに全てを賭けるため暴風の中を再度出陣。

 

 

文殊「総帥、ここってホントに黒鱒いるんスカ?」

帝釈「ナ～ニ?(～_ーメ) ヒクヒク
この水は我が母、我が父!!
ワシの黒鱒釣り人生はここから始まったんじゃ!!」

文殊「へぇ～左様で御座ったか」

帝釈「よ～しっ見えて来たぞぉ～あそこが最後の戦場じゃぁ～」

文殊「ほうほうあそこがねぇ～」

帝釈「その前にチョッと試し投げしよっと♪ ピュッ」

帝釈「あ…(￣▽￣;」

文殊「いかが致しましたかの?」

帝釈「食った…(°.°;」

文殊「へ?」

 

 

 

帝釈「ふぃ～～っしゅ!!

(￣(エ)￣)o/￣￣￣￣~ >゜ )))>彡

 

 

場つなぎに投げた帝釈のSRミニ3/8ozに黒鱒君がこんにちわ♪

 

 

 

ワシゃ断じてデコらんのじゃ!!

文殊「凄っげぇ～ここってホントに黒鱒が住んでるんだ～♪」

 

 

帝釈「見たか文殊よ!
総帥とはな、こうやって何時如何なる時でも未来を信じ、
自然を慈しみ、黒鱒を愛し、自らの信念に生き
宇宙の森羅万象を己の体内に’&$#&%$”##$)=~|&%$…」

文殊「￢( ￣ー￣)┌」

帝釈「オノレ聞いとるんかぁ!!」

文殊「さ、さぁ着きましたぞ最後の戦場に!!」

帝釈「んぉおっ、そ、そうか、んだば行くぞぉ!!
遅れをとるなよぉ～!!(|||ノ`□´)ノオオオォォォー!!

 

 

帝釈が最後に選んだポイントは、僅かな風裏を形成する超ドシャロー。
よく黒鱒がついているポイントだが、なにせ超浅く、水深にして30㎝くらい。
帝釈が仲間内での試合で、困った時によくキーパー捕獲場として
お世話になっていたポイントだ。

 

帝釈「もうここしかマトモに投げられる場所が無～い!」

文殊「御意<(_ _)>」

帝釈「ここは結構いつも黒鱒君がいるんだよねぇ」

文殊「ほうほう」

帝釈「んでも25㎝以上釣ったことがないんだよねぇ」

文殊「それでも結構!兎に角釣りてぇ～!!(*`ε´*)ノ_彡☆」

帝釈「いざ!!!」

 

 

帝釈が放った一投目、勿論最終最後は伝家の宝刀
「センちゃん!(笑)」

 

「ぴゅっ」

 

帝釈「うぉら食ったでぇーー!!」
(;`O´)o/￣￣￣￣~ >゜))))彡

 

 

文殊「うっそぉ!マジでぇ～!!マジへこむーー!!!
<<o(> – <)o>>ウキィー」

 

帝釈「何じゃ文殊、ワシと勝負でもしておったつもりか??ξ＼(^。^ )))))」

文殊「しかもまあまあデカ～～い!(;>_<;)」 帝釈「しゃ～っしゃっしゃっしゃぁ～とりあえず40upは堅かろうのぅ♪」      

総帥頑張る。

という訳で本日終了

ご苦労様でした。

<(_ _)> <(_ _)>

2004・3・17
TEAM-ZENJIN 将監川決戦 結果

名前	魚・尾数	40up
帝釈	黒鱒 2	1
文殊	討死	–