2004/7/18.19 加賀、越後某野池 出陣

昨年に続き、本年も出陣してしまいました北陸雷魚夏の陣。
陣容は、「炎の雷魚マン」笹本殿。そのお弟子さんの向井殿。
そして「ソルト王」秀殿、そして帝釈の四名。

 

 

 

7月18日(日)午前0:00

<出陣>

秀殿が帝釈屋敷までお出迎え、そして笹殿、向井殿をお迎えに笹屋敷へ。
まずは加賀国を目指し、0:00笹屋敷出陣。

高速道路は渋滞なしで順調、順調。
東京外環から関越へ、その先は…寝てたので記憶なし。♪~( ̄ε ̄;)

 

6:00過ぎ加賀国 某野池着陣。

 

大小何本かの水路、そして比較的面積のある残存湖で形成されるこの水系。
大雨の影響か、場所によってはコーヒー色の酷い濁りが入っていた。
とりあえず全員初めての場所だけに、まずは各方面の水路系を
車で移動しながら撃っていく。

 

しか~し、全員ノーバイト。。。

 

帝釈「尻の痛みに耐え、遠征強行したのによぉ!!」

帝釈は「痔」を患っていた。
1日前までは歩行も困難な状況であり、医和からの有難きお誘いの
桧原湖遠征も出陣叶わぬ状況であったのだ。

 

 

その後、少し規模の大きい水路を発見。
ヒシ藻、スイレン系の水面カバーはほとんどなかったので
堪らず帝釈、内緒で持ってきたエッジ665にスピナーベイト
を結んでキャスト開始(笑)

 

秀「おい!何投げてんだよ!!」

帝釈「すみませぬ。。。(ToT)>゛」

 

毎度この遠征は、ルアーはフロッグだけの掟なのだ。

 

 

オープンウォーターの水面を4匹のフロッグが滑る。
小1時間ねばったところで笹殿と秀殿に待望のバイト!!

 

笹殿のバイトは残念ながら乗らなかったが、秀殿見事に1尾捕獲。
50㎝クラスの小ぶりな雷魚君だった。
(それがしカメラを所持しておらずで写真なし)

 

その後、バイトが遠のき移動。
地図を頼りに車を走らせる。

 

しばらく進むと、水面全てがヒシ藻に覆われた
見るからに良さそうなエリアを発見!!

じ~~~っと水面に目を凝らすと、何匹かの雷魚君が浮いていた。
しかもデカイ!!75㎝はありそうだぞぉ!!!
o(>▽<o)(o>▽<)o

 

目の色変えてキャストしまくる4名だったが、まったく反応なし…。

 

帝釈「おうおう、どうなっとるんじゃまったく釣れんぞ。 (~_ーメ) ヒクヒク」

 

マッタリムード漂う中、とうとう笹殿、秀殿が車で休憩開始。
すでに1尾捕獲している秀殿に至っては爆睡モードに突入だ。

 

帝釈「おうおう、釣れてる御仁は余裕が違うのぅ。(~_ーメ) ヒクヒク」

 

 

休憩組を横目に、向井殿、帝釈はキャスト続行。
しかし、なんだかんだと夕方になってしまった。

帝釈はキャストを続けてはいるものの、座り込み体制。
本人いわく「雷魚君に人の気配を悟られない為だ!!」と剛語していたが

すでに目は虚ろだ。

目の前を泳ぐアオダイショウにフロッグ爆撃を与えつつ
「腹減った…」と呟く帝釈。

 

 

向井「うっしゃぁ~!!」

向井殿がシャウト!!激しいバイトだ!!!

その捕食音は帝釈のところまで聞こえた。

 

しかし雷魚君、フロッグを咥えてはくれず…。

帝釈「お前らもっと上手く食わんかい!!ヾ(。`Д´。)ノ彡」

 

その後もエリアを変え、攻め続けるも捕獲には至らず

初日無念のギブ。

 

 

結局この日、アタリすらとれなかったのは帝釈只1人。

帝釈「辛い…誠に辛い…尻も痛い…(ノ_<。)うっうっうっ」

 

このままズルズルと時を過ごさば、討死も免れない現状。
帝釈の懇願で、第1回緊急軍議が開かれた。

 

そして結論、「加賀は諦めて越後へ参ろう」

 

そうと決まればジッとしてはいられない
のんびりムードの3名様を横目に、1人焦りまくる帝釈。

サッサと陣払いを終え、越後へ走る。
ルートは…寝てたので覚えておらぬ。♪~( ̄ε ̄;)

 

 

22:00越後国着陣。

 

てきとうに宿泊所を探し、明朝5時出立の予定で解散
笹殿、向井殿ペア。秀殿、帝釈ペアで宿泊。

 

久方ぶりにアタリ無しを食らい意気消沈の帝釈は
有料チャンネルを見る余力などあろう筈はなく、そのまま泥睡。

帝釈「そんな気力あるわけなかろうがぁ~ヾ(。`Д´。)ノ彡」

 

 

 

 

7月19日(月)午前6:00
<出陣>

 

昨日、只1人のノーバイター帝釈。
焦りと気合が空回りし、見事に寝坊。

笹殿の激しいノックに起こされることとなった。

 

SUKIYAで朝飯を食い、昼飯を予めコンビニで購入しボート屋さんに到着。

レンタルボート屋のおばちゃんの話によると、
今年はヒシ藻がまったく生育しておらず、
見渡すかぎりのオープンウォーターとのこと。

帝釈がエッジ665を握りしめたことは言うまでもない。
( ̄  ̄)………( ̄ー ̄)ニヤ

 

秀「おう、何握ってんだゴラぁ!ダメだっつってんだろ!!ヾ(*`ε´*)ノ」

帝釈「すみませぬ。。。(ToT)>゛
で、でも、一応ボートに積むだけ積ませて下さいよ……(。_ _)σ||」

秀「ダメ」

 

 

笹殿、向井殿ペア。秀殿、帝釈ペアでボート乗船。

この日は朝から風も強く荒れ気味で、
午後からは雨とともに更に強い風が吹く予報だった。
クリーク内にあるボート屋さんからハンドコンエレキで出撃の2艘。

 

クリークから本湖に出るや、予想以上の強風だったので、
風裏をひたすらに探しまくる。
しばらく進むと、ワンドの奥に1箇所エエ~~感じの場所を発見!!

 

ワンドの最奥に浮芝、その両サイドは葦。
帝釈本来の釣りであれば、間違いなくラバージグを投入するところではあるが
秀殿の厳重な監視下にあること、そして水深が50㎝にも満たなく
底質は深い泥。
否応なくフロッグの独壇場になってしまうのだ。

 

ボート屋のおばちゃんが申しておったとおり、
ヒシ藻はほとんどなくオープンな状況。

帝釈は元気一杯にラバージ…否、フロッグを投入。

 

秀「よ~し、分かってんな!<(`^´)>」

帝釈「分かってますよ!!ヾ(*`ε´*)ノ」

 

 

1時間ほどキャストを続けるも、ノーバイト。
浮芝内は水深10㎝ほどしかなく、浮芝際でも水深は50㎝。
雷魚君が動けば水面になんらかの動きがあるはずだが…。

 

秀「そろそろ移動すっかな」

帝釈「致し方なし」

と、その時…

「ジュボッ!」

帝釈が力なく放ったフロッグが水面から消えた。

帝釈「キタんじゃないのこれぇー!
(;`ー´)o/ ̄ ̄ ̄ ̄~ >°))))彡」

 

十分にタメをつくって豪快にアワた帝釈
確実にフックアップされた雷魚君との格闘開始だ!

 

しかし、バレた…( ̄▽ ̄;

秀「あ~あψ(`∇´)ψ」

帝釈「あ~あって、嬉しそうでは御座らぬかの( ̄- ̄メ)チッ」

 

帝釈がファイトを楽しんで段巻きしていたことから
雷魚君が猛スピードで手前に走ってきたのに対処しきれなかった。

完敗。。。

 

しかしこれで雷魚君が居ることが分かった。
この強風で魚がワンドに集まっていると予想し、引き続きキャスト続行。

 

そして10分後…

「ジョバッ!!」

またしても帝釈のフロッグが吸い込まれた。

帝釈「うっしゃぁ~此度は逃がさ~~ん!!
(;`O´)o/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~ >゜))))彡」

 

此度もまた猛烈な手前ダッシュを見せた雷魚君だったが
先ほどの失敗を教訓に、帝釈はロッドを立てたまま巻く巻く巻く巻く!
ひたすらに巻くべし!!!

 

とりあえず討死セーフ

雷魚 58㎝
【秀殿から拝借したフロッグ】
コメント:
まったく、こんな遠くまで出陣してデコったひにゃ~堪らんからのぅ!
とりあえず釣れて良かったわい。フロッグも半分口から出ちゃってて、危うくまたバレちゃうとこだったよ。( ̄O ̄;)

とりあえず1匹捕獲して、意気揚々の帝釈
更に30分ほどマシンガンキャストを繰り返す。

時折、捕食音とともに明らかに大型の雷魚君が水面を揺るがすも
我等のフロッグにはカスりもせず、移動を決意。

 

秀「移動すっか」

帝釈「そっスな、んじゃ最後の一投ぉ~♪♪
次はどこ行きますかのぅ~」

 

 

ツツーーツツーーーボフッ!!

 

「最後の一投♪♪」の掛け声とともに帝釈が放った一投

次の場所を探すため、よそ見をしながら引いていたフロッグに

雷魚君の猛烈なバイト!!

 

 

帝釈「出たぁ~!!
しかも今度はデカそうだぁ!!
(;`O´)o/ ̄ ̄ ̄~ >゜))))彡」

 

 

普段の黒鱒釣りであれば、そんなに気にならない事だが
一撃必殺のフッキングを要する雷魚釣りの場合、
ボートの上からだとその不安定さからどうしてもフッキングが甘くなってしまう。
当然、フロッグは全てバーブレスフック。

一瞬の緩みで全てが終わる、誠にスリリングなゲームなのだ。

 

 

 

帝釈「70オーバー確実ぅーー!!
ヌオォ! (;`O´>゜))))彡 ガブガブ」

 

秀「チッ、帝釈め。(-゛-メ)」

 

まぁこんなもんじゃ( ̄‥ ̄)=フン

雷魚 76cm
【秀殿から拝借したフロッグ】
コメント:
しゃ~っしゃっしゃっしゃぁ~!!
ワシゃ~こいつを捕りにキタんじゃぁー!!
雷魚君、ようワシのフロッグに喰らいついてくれたのぅ、感謝で御座るぞ。これで此度の遠征に一遍の悔いなし、これよりはゆるりと遊んで暮らすと致す♪♪ψ(`∇´)ψ

秀「やい帝釈!そのフロッグ返せ!!」

帝釈「おうおう、ルアーがイイと言わっしゃるか。
ワシがどれだけ思考を重ねてコイツを使っておるか
分かっておらぬようじゃのぅ秀殿よ」

 

とりあえず目標の70オーバーを捕獲した帝釈
更に上を目指しキャストを続けるも反応なし。
今度こそ本当に移動(笑)

風裏を探してボートを進めるも、風は益々激しくなるばかり
白波が立ち、何度かボート転覆の危機に襲われる。

 

秀「ボート屋に戻るべし」

帝釈「へいへい」

 

ボート屋で笹殿、向井殿ペアと合流。こちらは未だに捕獲出来ておらぬ様子。

 

昼休憩後、午後からは風の緩いクリーク内を攻めた。

帝釈のフロッグに3度バイトがあったが、乗らず…

秀殿にも何度かバイトがあるも、これも乗らず…

 

クリーク内にも強い風が吹くようになり、釣り続行は不可能と判断。
ボート屋付近に最後の勝負を賭ける。

 

 

ボート屋周りのワンドで笹殿、向井殿ペアのボートを発見。
音も無く接近し、様子を探る。
聞けば笹殿が3尾捕獲したそうだ。

 

陽がいよいよ大きく西に傾き、制限時間いっぱいいっぱい。

 

そしてラストを飾ったのはやはり「炎の雷魚マン」笹殿だった。

それがしの目の前で2尾捕獲され、トータルで5尾。

50㎝弱の小ぶりではあったが、流石は笹殿、締めるところは締めて下さった。

写真??リリースされるのが早くて撮れなかったで御座る。。。

 

 

帝釈「あ~もう終わりか~」

夕陽に向かって黄昏ている帝釈の横で、寡黙にキャストを続ける秀殿。

 

帝釈「アレ?今日秀殿釣りましたっけ??」

 

 

 

秀「じゃかぁ~しゃぁ!!

炎炎炎(◇´*)ブオォォオ(*`◇)炎炎炎」

 

 

 

以上、北陸雷魚夏の陣で御座りました。

<(_ _)>

笹殿&帝釈
笹殿&向井殿
北陸遠征2年連続デコの為、顔写真自粛
秀殿。

2004・7・18.19
 加賀、越後国出陣 結果

名前 魚・尾数
帝釈 雷魚 2