昨年の11月28日、第一回黒鱒城杯終了後の宴席で、
「来年は年間3戦くらいはやりたいな!」
などとほざいていたZENJIN衆であったが、気付けばすでに本年も10月。
帝釈、文殊が慌てて予定を組み、第二回黒鱒城杯が開催された。
本年絶好調を誇る鍵。
そしてその鍵と昨年タッグを組んだKOUMEI。
昨年の黒鱒城杯で帝釈を追い詰めに追い詰めた両名が、
共に無念の不参陣表明。
前回、ZENJIN最狂と恐れられたトミ助を従え、絶対不利といわれた戦を
見事優勝で飾った帝釈軍の二連覇は確実かと思われた。
が、そうはさせじと常陸の猛者医和が立ち上がる。
さらには帝釈イズム最後の後継者醍婆が参陣を表明。
若き闘将文殊も力をつけてきた。
今年の黒鱒城合戦も熱い!!かも…。
総陣容
前回は“トミ助”という究極のハンデを背負いながらも、20gという僅差で優勝を決めた帝釈。
此度は帝釈イズム最後の後継者醍婆とのタッグ。
阪神帽&黒鱒帽、互いの勝負帽をかぶって必勝体制。
今年不調の桧原湖に少々気落ち気味の医和、しかし今月10、20日と2日間のプラを消化し、非売品のTeam-Spinキャップで気合の参陣。
風邪っぴきの阿修羅を伴い、初見参初優勝を狙う!
こちらもまた風邪っぴきの文殊。
帝釈、醍婆、天照、阿修羅など多くのZENJIN衆に菌を撒き散らした張本人。
「もち優勝を狙う!勝つためには風邪菌も武器にする!まずはリミットを確実に揃えることからだ!」
前回同様、盟友ぺペロンを従え気合十二分。
以上の3組。
総奉行の文殊より開会の挨拶があり、
続けて法度奉行の帝釈からルール説明あり。
1)バッグリミット5尾
2)帰着時間午後4:00
3)死魚は無効
以上簡単な試合法度。
そして今回、“己水域”(マイウォーター)制が導入された(笑)
軍の代表者がジャンケンをして、勝った者から順番に
一番先に入りたいポイントを宣言出来る。(特にない場合はそのままスルー)
医和&阿修羅軍がボート屋付近のオダを宣言。
帝釈&醍婆、文殊&ぺペロン軍は特に宣言がなかったため、
オダは医和&阿修羅軍の己水域となった。
試合開始
帝釈&醍婆軍は一気に下流へ。
医和&阿修羅軍はボート屋付近のオダ。
文殊&ぺペロン軍は北岸の杭。
三軍三様で目的のポイントへダッシュ!
ここに骨肉相食む第二回黒鱒城杯が開始された!!
醍婆「アニキよ~」
帝釈「あ~?」
醍婆「今日で将監川4日連続なんスよねぇ~
んじゃ釣れるとこ分かってんスよね~Ψ(`∀´)Ψ」
帝釈「分かんね…(σ‐ ̄)鼻くそホジホジ( ‥)ノ゛⌒・ポイッ」
醍婆「なんでよ!(゛`O´)/」
帝釈「だって毎日釣れるとこ違うんだもんよ! ヾ(。`Д´。)ノ彡」
前日までの雨を考慮し、下流側の流れ込みをメインに戦略を組んでいた帝釈。
しかし…。
帝釈「おうおう、ずいぶん船が多いのぅ」
醍婆「んだなや~」
帝釈「うお~どんどんこっちに攻めてくるぞ~」
下流側にあるもう一軒のボート屋方面から大挙して押し寄せるボート軍。
よく見ると、それはレンタルボートではなく、マイボーターの船団であった。
帝釈「なんじゃありゃ、他でも大会をやっておるんかいな」
さらによく見ると、その船団の中に帝釈の知り合いがいた。
元ポパイ千葉店従業員の沖スト君(仮名)だった。
帝釈「いんや~たくさん船がおるの~、試合でもやってんの?」
沖スト君「友達同士の大会で~す、10人くらいでξ\(^。^ ))」
帝釈「あ~そうなんだ~頑張ってね~♪♪(^0^)/~」
帝釈「こりゃダメだ、あんなに船いたんじゃワシ等の魚などおらん( -。-) =3」
前方から押し寄せる船団にビビった帝釈は、上流にバウを向け一気に押し上がる。
途中、文殊&ぺペロン軍をスルーし、医和&阿修羅軍を探したが、
かなり上流まで上っているのか帝釈&醍婆軍からは見えなかった。
帝釈「よ~し、こっからはピンピンピンピンで撃って行くから
気合でセンちゃん投入せいや醍婆!」
醍婆「お~しっ!(`□´)」
帝釈「アタリがなかったら即移動じゃ、エエな醍婆!」
醍婆「ガッテン承知之介じゃ!\(`0´)/」
スタート後かなり下流まで進み、Uターンしてきた帝釈&醍婆軍。
時間のロストを取り戻すべく、効率よくチャッチャと擬餌投入。
帝釈02、醍婆センちゃん。
帝釈「ワシは中層、おぬしはフォールじゃ」
醍婆「おう」
エレキ全開から突如の停止。そして撃つべし。
アタリがなければ再びエレキ全開。
極端な静と動を繰り返した数箇所目。
醍婆「うっしゃキター!!
(;`O´)o/ ̄~ >゜))彡」
帝釈「うし!予定通りじゃ!!(`O´)ノオー!!
これが予定を上回る黒鱒だった。推定900gの兜首捕獲。
帝釈「ようやった醍婆よ、グッジョブ!!o(≧▽≦)o」
醍婆「必ず勝つ!!щ(=`□´щ)オオオォォ」
思い起こさば昨年の黒鱒城杯。。。
「今後、タッグの組み合わせに対し、奉行人の苦労も知らずに
ブーたれる輩が出てくることであろう。
そやつらに目に物見せるためには、ワシがトミ助と組んで勝つより他はなし」
と、自ら進んでトミ助とタッグを組み、協力の二文字をもって
絶対不利と言われた試合を見事に勝ちきった帝釈。
思い返せばあのタッグも非常に楽しかった。
しかしながら、此度の師弟タッグもまた格別なる楽しみがある。
幸先よくグッド黒鱒を捕獲した帝釈&醍婆軍だったが、
その後醍婆に時折ギルらしきアタリがあるのみで、
帝釈にいたっては完全ノーバイト。
醍婆「釣れませんのぅ (-。-;) ボソッ」
帝釈「アタリすら無いわい ( -。-) =3」
さらに上流へ進む帝釈&醍婆軍。
途中、沖スト君が沖ストで粘っているのを横目に、
昨日編集部レツが調子よく釣っていたストレッチを探る。
が、これが予想外に完全沈黙。
その時、背後で沖スト君の「よしっ!!」とのシャウトが響いた。
大型ではなかったが、まぁまぁサイズを捕獲していた。
かなり期待していたストレッチが完全沈黙し、同様する帝釈。
しかし気持ちを切り替え、さらに上流を目指す。
ひとしきり進むと、いい感じで風のあたっているシャローを発見。
帝釈「ん~釣れそう ( ̄O ̄)」
醍婆「そうすか」
帝釈「よ~し、このストレッチで3尾釣ったる! ヽ(`⌒´)ノ」
と、言うが早いかいきなりの捕獲。
370g。
帝釈「ほら居ったであろうが ( ̄・・ ̄)=3 フンッ」
10数メートル進み、やはり風のあたるシャローカバーに02を投入。
帝釈「また食ったでぇ~
(;`ー´)o/ ̄~ >°))彡」
これがなんと推定980g。
帝釈「どうじゃ!(`O´)ノ」
さらにこの10分後、帝釈がダメ押しの1尾捕獲。
270g
醍婆「02炸裂じゃ~! (`O´)ノ」
通常の釣りであれば、隣りの連荘にはブーたれる醍婆であるが、
タッグとなれば話は別。
船上でガッチリ握手の帝釈&醍婆軍。
リミットまであと1尾となったところで一呼吸かと思いきや、
すかさず醍婆がリミット成立の黒鱒を捕獲。
130g
これで5尾、推定2650g。
時刻は午前10時10分だった。
醍婆「これで勝ったっしょ Ψ(`∀´)Ψ」
帝釈「たぶんな へ(゜∇、°)へ」
早くも余裕の帝釈&醍婆軍。
醍婆「飛び込み人間でも投げっかな Ψ(`∀´)Ψ」
帝釈「そりゃナメ過ぎちゃうか?
んじゃ、ワシはハスキー投げるぞ へ(゜∇、°)へ」
などとオチャラケタイムは瞬く間に過ぎて、時刻は1時過ぎ。
途中、ギルアタリが醍婆にあるだけで、帝釈はまたしても沈黙。
帝釈「そろそろヤバイのぅ」
醍婆「おっと、他軍の船が浮いておりますぜ」
帝釈「おぉ~情報撹乱&写真撮影でもするか ψ(`∇´)ψ」
帝釈「釣れたぁ~?」
医和「うへへへ (゜∇、°)」
意味深な笑いを浮かべる医和。
その医和のロッドについているルアーは…
帝釈「釣るの諦めたか、ビッグウエイトを持ってるかどっちかだな。
多分前者だと思うがのぅ Ψ(-◇-)Ψ」
医和「いや~こいつで結構バイトあるんスけどね~♪」
帝釈「マジで!?( ̄TT ̄)鼻血ぶー」
状況を聞こうと近づいていくと
「デコってます…( -。-) =3」
と、マジで落ち込んでる様子の文殊。
醍婆「アタリもねぇ~の?」
文殊「ギルっぽいのが数回…( -。-) =3」
心底ヘコんでいるご様子。
しかし…
帝釈「でもぶくぶくポンプ作動してんじゃん |電柱|ー ̄) 隠れニヤリ」
文殊「あんまり寂しいもんで、雰囲気だけでも…( -。-) =3」
帝釈「セツナイのぅ。。。
まぁ落ち込んでても仕方ないし、とにかく頑張れ!」
文殊「はい…( -。-) =3」
帝釈「文殊はダメか…ありゃホントにヘコんどるのぅ」
醍婆「アニキよ、まさかあのリアクションを信用しとるんか?」
帝釈「あれは演技ではあるまいよ。
もし演技だったら文殊は役者になれるわい」
醍婆「ワシは信じてはおらんぜ!
文殊よ、ワシは騙されんぞ Ψ(*`Д´*)Ψ グヘヘ」
その後タラタラと流し続け、最上流部まで到達した帝釈&醍婆軍。
超ヘビーカバーの際奥に放った帝釈のテキサスにグッドサイズがバイト。
しかし、これを痛恨のバラシ…。
リミットが揃っている余裕か、集中力を途切らさず下流に向かい北岸を流す。
帝釈をして、
「このエリアを狙う為に02を作った」
と剛語するエリアで、帝釈3尾、醍婆4尾を捕獲。
しかしこれが100~130gの幼魚虐待。
帝釈が捕獲した中に1尾だけ370gが混ざり、130gを追い出す。
さらに下流へ下りつつ、風表のワンドで帝釈が1尾追加。
320g
270gを追い出し、50gアップ。
これにより推定ウエイト
2940g
帝釈「とりあえずこの時期のMAXウエイト出たな」
醍婆「後はどうすっかね」
帝釈「あと1時間半か~このままここに止まって50gづつでも入れ替えるか、
一気にボート屋周辺まで下り、まぐれの大黒鱒期待で勝負するか、
どうすっかな」
醍婆「う~む」
帝釈「そろそろ下流の船団も減ったと思うし、勝負してみっか」
醍婆「了解 (*`Д´)ゞラジャ!」
3キロの大台に乗せるべく、上流を見切った帝釈&醍婆軍。
エレキ全開でスタート地点まで戻る。
しかし帝釈の予想に反して、いまだかなりの数の船が浮かんでいた。
前方からは来週末に行われるTBCクラッシックの
プラ艇と思われるバスボートが接近。
さらにはその背後から新たなアルミが3艇連なって向かってきた。。。
帝釈「我、過てリ…策を過てリ…(T-T)」
結局帝釈&醍婆軍が撃てる場所もなく時は過ぎ、
途中醍婆の進言により30分の延長となったが、
まったく大勢に影響はなく、そのままフィニッシュ。。。
結果発表
第尻位
文殊&ぺペロン
580g
3inパワーホグ&チェリーで2尾を捕獲した文殊&ぺペロン軍。
毎度のことではあるが、優勝宣言していたわりには
気合が空回りして此度もまた惨敗。
文殊談
クソッ (`ヘ´)
試合中は口三味線を鳴らしながらデコを装い、
皆を油断させるのには成功したが、肝心な魚があと1尾捕獲出来なかった。
まだまだ力不足です。リミットを揃えなきゃ話になりませんわ。
んでもって本大会で一つ決意した!
優勝するまでぺペロンと組んで戦い続ける!?
やはりデコっつうのは嘘だったな ( ̄ー ̄)ニヤリ
ワシを騙そうなんざ500年早いわい
by 醍婆
第2位
医和&阿修羅
700g
此度初出場の医和&阿修羅。
とりあえずどうにか尻位は免れ、ホッと一安心か。
医和談
<bぶっちゃけ午後3時30分までデコってました!(爆)。
8時30分くらいに沖のハードボトムでバラシた魚が痛すぎた。(推定800g)
その一部始終を帝釈&醍婆軍に見られたことにより冷静さを失った。
それからはバラシ多発、Bait Breath リンバーをジグヘッドワッキーで
一袋全部使ったにも関わらず、結局捕獲ゼロ。
信頼のD-ZONE3/8ozでとりあえず一本を死守。
阿修羅談
朝の早い段階で1尾捕獲したまではよかったんスけど、
後が続かなかった。
次は必ず見せ場を作るぞ!そして阿修羅派閥を作ってやるのだ!!
阿修羅派閥?訳分かりませんわ。
ハッタリだけでは魚は釣れませんね。
¬(  ̄ー ̄)┌ フッ
by 帝釈
第1位
帝釈&醍婆軍
2910g
師弟軍強し。
帝釈、黒鱒城杯2連覇!!
醍婆も初出場でナイス黒鱒を捕獲し見せ場を作った!!
帝釈談
とりあえず勝ててエがった♪♪
本日の試合の山場は2つ。
1つ目は、朝イチ狙った下流が予想外の不発と、前方から押し寄せる船団に
即座に上流狙いへとシフトし、早い段階で醍婆が叩き出した900g。
2つ目は、前日調子の良かったエリアで完全ノーバイトを喰らい同様するも、風向きが昨日と真逆だったこともあり対岸へ移動。
そこで3連発させ、キッカーとなる980gを捕獲。
ここで8割方“勝った”と思いましたのぅ。
その後、間髪入れずに醍婆が捕獲しリミットメイクするなど、かなり出来すぎの展開でしたわい。
「オラオラ、ムカつくだろ~」
もっと腹立つように変な顔してやっからよう見とけぇ。へ(゜∇、°)へ
オイそこ!ワシの顔をしっかり拝んどけや!
ししゃもみてぇな小魚を無理矢理両手持ちしてるお前だよ!(爆)
第二回黒鱒城合戦
全成績
順位 | 名前 | 尾数 | ウエイト(g) |
優勝 | 帝釈&醍婆 | 5/5 | 2910 |
準優勝 | 医和&阿修羅 | 2/5 | 700 |
3位 | 文殊&ぺペロン | 2/5 | 580 |