某陣場の見え黒鱒に心を奪われた帝釈が、
阿修羅を伴い出陣。
陣場の足場が高いことから『磯タモ』まで購入しヤル気満々。
帝釈「あっこは何気にプレッシャーも高そうだで、
大型の黒鱒君達は夜に捕食してると見た」
阿修羅「へぇ~そんなもんスかね」
帝釈「間違いな~い!」
阿修羅「その根拠は?」
帝釈「特になし!!!」
щ(=`□´щ)オオオォォォッッッ
そのような経緯で、この日は夜陣を張ることになった。
戦果
撃沈…。
夜陣をナメていたのであろう、虫虫攻撃とオバケの恐怖に
耐えられなくなった両名は退陣を余儀なくされる。( ̄Д ̄;)( ̄Д ̄;)
しかし、転んでもタダでは起きぬのがZENJIN魂。
自宅で約2時間の睡眠をとり夜明けを待ち、すぐさま陣場に戻り雪辱戦開始。
相変わらず小型から大型まで結構な数の黒鱒が見える。
その黒鱒を追うこと追うこと6時間、しかし捕獲なし(爆)
30㎝以下の黒鱒君は結構反応するものの、
実際にバイトまで至ったのはたった1度だけ。
帝釈のカットテールをくわえたのだが、一瞬でポイ。
目視釣りの難しさを再認識した帝釈は、“時合いを待つ”という理由で、
コンビニへ走り食パンを購入。
食べるのかと思いきや、鯉釣りを開始してしまう。
パンさえ投げれば入れ食いだと思っていた帝釈。
しかし、これが予想に反してかなりの難易度。
パンにフックが付いているのを知っているかのごとく、
「ハフッ~」と優しくパン溶かしながら、フックのみを残して食べ去っていく
実にクレバーな鯉君。
しかも、帝釈の姿が視界に入るや、パンを目前にしてもUターンするキレ者。
しかしここで帝釈も頭を一捻り。
クチボソのエサになればと投げ入れた大量のパン耳を、
「バフッバフッバフッ!!」
と大きな音を立てて吸い込む鯉君の群れがいた。
帝釈「ははぁ~ん、ワシの姿が見えなければ良いのか。
しかも大量に撒き餌すれば捕食スイッチONじゃな :・(`▽´)・:」
足元に大量のパンを撒き、ブッシュに隠れながら糸をたらす作戦をとる。
そして無事イ~コ~捕獲。
結構難しいッス
イ~コ~釣りに精を出す帝釈を横目に、
阿修羅はと言えば、珍しく集中力を切らすことなく、
無心にスピナーベイトを放る。
日も傾き始め、いい風も吹いてきた。
食パン一斤使って鯉1尾という情けない状況ではあったが、
魚の感触にリフレッシュした帝釈は黒鱒釣りに戻る。
岸際のブッシュの僅かな隙間から、センちゃん3inを投入し
シェイクしながら中層を泳がし足元まで引く。
センちゃんが足元のブッシュに消えたその瞬間
待望のバイト!!
帝釈「食ったぁ~!阿修羅アミ持ってきてぇ~~!!」
ラインは4lb、無理は出来ない。
阿修羅がアミを持ってくるまでの辛抱だ。
しかし…無念のバラシ…。
デカかったよぉ~
目視で40up確実の黒鱒をものに出来なかった帝釈のショックは大きい。
なんとか集中力を維持しようと、見え黒鱒を探し回っていたところ、
少し離れたところに他の黒鱒釣師を発見。
その名は「あきお君」
藁にもすがる思いであきお君から情報収集。
あきお「ここは近所なんでチャリンコでよく来るんスけど、
結構難しいですよ。
今日は向こうで2本釣りました (*^▽^*)」
と、あきお君が指差したのは対岸。
対岸とはいえ、移動するには遠くに見える橋を渡らなければならず、
車での移動となる。
その場所は帝釈、阿修羅ともに何度か釣りをし、
帝釈初出陣の際、ジャスト40㎝を捕獲した場所でもある。
時刻は午後5時、対岸を死に場所に定めた帝釈は移動を決意。
しかしその時、50mほど離れた場所で釣っていた阿修羅の唸り声が。。。
阿修羅「うぬぅぅぅ~~!」
帝釈「おぉ~よく引くじゃん!」
阿修羅「結構デカイかもぉ~!!」
(;`O´)o/ ̄~ >゜))彡
で、釣れたのがコレ…。
ライギョの次はコイです。
センちゃん3inをガッツリ食っていた鯉君。
噂に違わぬ雑食ぶりである。
阿修羅「まぁ一緒にイ~コ~を捕獲したとはいえ、
俺はワーム、総帥はパン。だから俺の勝ちだな (*`▽´*)」
帝釈「ま~だ勝負は終わってないのよ阿修羅君、
ワシのメイクミラクルの前に何人の挑戦者がヒレ伏して逝ったことか。
君もよ~く知っとるでしょうが~ ( ̄ー ̄)ムフフ」
阿修羅「確かに…油断は出来ねぇ」
帝釈「んじゃ対岸でフィニッシュと行きましょうや」
阿修羅「応ぉ~~ (`O´)ノ」
車で対岸に移動した両名、まずは場所決め。
なにゆえの場所決めが必要なのか、
それは、岸際がブッシュに覆われているところが多いため、
釣りが出来る場所が限られているのだ。
1ヶ所に1人しか入れないところもあり、誰がどこに入るかを決める必要がある。
帝釈「んで阿修羅はどこに入りてぇ~の?」
阿修羅「そりゃ~アソコでんがな :・(`▽´)・:」
アソコとは、前回帝釈が40㎝を捕獲した場所だ。
帝釈「チッ、しょうがねぇな~
阿修羅よ~あそこは魚いるんだからちゃんと釣れよなぁ」
阿修羅「よっしゃイタダキ Ψ(`∀´)Ψ
帝釈さんはどこ入るんスか?」
帝釈「本当はアソコ入りたかったけど別のとこ釣るわい。
Mr.ミラクルをなめんなよ!(`□´)」
阿修羅が選んだ場所、というより前回帝釈が40㎝を捕獲した場所は、
エリアを全体的に見ると『角』にあたる場所で、色々な方角へキャストが可能。
ゆえに広く探ることが出来る。
対して帝釈が入った場所は、足場も少なく幅の狭い水域のため、
数回のキャストで終わってしまうポイントだった。
ベスポジを確保した阿修羅は意気揚々と釣り開始。
帝釈は数回のキャストに全魂を賭けるしかなかった。
帝釈「ったく、
前回ワシが釣ったんだから、ワシのマイウォーターだろうが (~_ーメ)」
ブツクサ言いながらキャストを開始する帝釈。
ルアーは02。
その4投目…
帝釈「なんか食ってる~~!」
(^O^)o/~^>*))彡
阿修羅「………………( ̄▽ ̄;」
帝釈「アミくれアミぃ~~ (|||ノ`□´)ノ」
アミアミィ~~!
と連呼する帝釈に、届けてくれたのは阿修羅ではなく、
先ほどのあきお君だった(笑)。
聞けば、心配で様子を見に来てくれたとのこと。
あきおです!
あきお君からアミを受け取り、無事にランディング成功。
斬首
2006・9・20
TEAM-ZENJIN 将監川決戦 結果
名前 | 魚・尾数 |
帝釈 | 黒鱒 1(鯉 1) |
阿修羅 | 討死(鯉 1) |