一昨日、師匠板坂の釣りに勇気と希望をもらい、
黒鱒釣りの楽しさと、幼少時代のピュアな心を取り戻した帝釈。
滾る想いを押さえきれず、中一日で再出陣。
本日のテーマを“クランクベイトのリアクション”に設定し、
ひたすらに巻き倒すことを決意。
「ここは今流行の高浮力ウッド系クランクベイトで行きたい!」
今流行と本人は言うものの、それは帝釈だけの話であって、
世間的に話題になったのはとっくの昔であり、
一般的には“第四次ブーム”ほどか。
この帝釈という男、流行には誠に疎く、
ダウンショット、ネコリグ、ワッキーなどなど、
皆が使い倒しきった頃にようやっと、
「こりゃ~マジで凄いかもしれない!」
と気付く状態。
「あっしゃ~時代遅れの侍でやんす…
ほっとけぇコラーー!!(゛`O´)/」
ウッド系クランクベイトと言っても、
帝釈が所持しているのは大昔のバルサ50のみ。
「こりゃ使うの勿体ねぇ~な~
昔の思い出も詰まっているし、
売ったら高そうだしな~」
と、今まで使っていなかったのだが、
この時の帝釈は珍しく男らしかった。
昔ルアー専用ボックスからバルサ50を「むんず!」と取り出すと、
帝釈「さらば思い出よ、ワシは今日から新たな旅へ出る!(`□´)/」
どこへ旅するのかは不明だが、
とにかく気合だけは入っているようだった。
超久々のロンリー出陣。
陣場着陣は午前6時半。
一投目は勿論バルサ50。
しかし…
帝釈「う~む、ウォブリングが甘い…
これじゃダメだわ…( -。-) =3」
あっさりとバルサ50をひっこめた帝釈。
とにかくブリブリ動くクランクを探していると、
アラゴンSR発見。
「んまぁコレでいいか」
基本的に一日中クランキング作戦ではあるが、
そこは帝釈、やはりカバーフェチの欲望も押さえきれず、
要所要所でテキサス、ジグも撃っていく。
なんじゃ普段と変わらぬではないか!!
との声も聞こえてきそうだが、
何か御忘れではないだろうか。
そう、02…。
本日は02封印という勝負である。
んで、戦果は。
ボイル&シャローカバーをバルキーホグで捕獲した黒鱒は2尾。
いずれもノンキー君。
ブッシュ際ブレイク狙いのアラゴンSRで1尾。
一昨日板坂師匠が捕獲した上流のクイ周りでまたしても1尾捕獲。
同じくアラゴンSR。
そして本日の最大黒鱒君は、
最後の最後の夕暮れ時に、下流オダで捕獲。
パワーホグのテキサス5投。
ラバージグ5投。
センちゃん5投。
などなど、散々投げた最終キャストで、
「う~む、本日はクランク道場の日。
最後はやはりクランクで締めよう」
とアラゴンSRをオダに絡めたその瞬間にバイト!!
「うそだろ…( ̄▽ ̄;」
これが正真正銘、帝釈の口から出た一言だった。
これが41㎝のグッド黒鱒。
この時、板坂師匠の言葉が帝釈の頭をよぎった。
「デコってもいいから
その日のクォリティーフィッシュを探すのだ!!」
帝釈「師匠…こ、これがクォリティーなんですな…
本日のワシはこの黒鱒君を獲りに来たのですな…(T-T)」
帝釈の新たな旅立ちの日であった。。。
2006・10・11
TEAM-ZENJIN 将監川決戦 結果
名前 | 魚・尾数 |
帝釈 | 黒鱒 5 |