将監川決戦

昨年10月30日、将監川にて帝釈に惜敗した鍵がいよいよ始動。

戦の後、鍵は

「此度の敗因が分からない、次は負ける気がしない!
帝釈不敗神話などただの妄想に過ぎぬことを
次回の戦で気づかせてやるわい!ヾ(*`ε´*)ノ」

と吠えまくっていた。

 

 

打倒妙音を胸に刻み、出陣出来ぬ冬の間をじ~っと耐えた。
早春の旧長門川で、黙々と練習をし42㎝を筆頭に3本捕獲し準備万端。

あれから5ヶ月、いよいよ鍵がリベンジマッチに挑む。

 

 

対する帝釈は、重度の花粉症と過労の為に悪化した風邪
最悪のコンディションの中、強行出陣を果たす。

「それがしも武士、名乗りを上げられて敵前逃亡など
せぬわ。必ずや返り討ちにしてつかわす。
フゥー (゜Д゜)y-~~」

戦ではどこまでもヒールに徹する帝釈であった(笑)

 

 

 

 

帝釈の体調の悪さゆえに、出陣は遅めの6時。

将監川着陣7時20分。

 

 

 

このところの急激な冷え込みにより、黒鱒君達の活性はかなり低い
三日前には江戸で雪が降ったほど。
本日も朝の気温5℃、しかも雨…かなり厳しい状況だ。

いつも通り元気な鍵、気合十分でサクサクと準備完了。
風邪と花粉で鼻ズルズルの帝釈はヨロヨロしながら薬を飲み、
さらにティッシュ1箱と点鼻薬を船に積み準備完了。

 

帝釈「いやいや~本日の調子は如何かのぅ鍵殿よ」

鍵「今日は負けねっス!<(`^´)> フンッ」

帝釈「ほほぅ、漲っとるね♪」

 

 

先週2度将監川に出陣した帝釈。1度目は暴風、2度目は極寒。
そして3度目の本日は冷たい雨…

「どうなっとんじゃ~!(ノ`△´)ノ」

 

 

2度の出陣で「いまだドシャローに黒鱒はおらず」と判断した帝釈は
CCプレデターくちぼそとラバージグ
タマにチューブのテキサスリグで攻める。

鍵はイラプション1/2oz、タイニープレデターザリガニ、SENKO 6in
そしてチューブのテキサスリグ。

 

帝釈「おっと、鍵殿もチューブで御座るか」

鍵「おっと、総帥もで御座るかい」

帝釈「なんかイヤだなぁ~、違うのにしよっかなΨ(`∀´)Ψ」

鍵「感じ悪ぃ~!!ヾ(*`ε´*)ノ」

 

 

 

 

<意外や一番槍>
午前10:15

この寒空、そして雨、さらには平日ということもあって釣り人ゼロ。
まったくの貸切状態でプレッシャーもゼロ。
しかし予想通り黒鱒君の活性はすこぶる低いと思われる。

タマ~に鍵が「おっ」とか「うへ~」とか意味不明な言語を発する(笑)
帝釈にいたっては全くアタリなし。
体調の悪さからか、珍しく口数も少なく黙々とキャスト。

CCプレデターくちぼそを超デッドスローリトリーブずる引きする帝釈

そこにようやっと黒鱒君から待望の御挨拶があった。

 

 

帝釈「うっひょ~♪♪」

(^O^)o/~~~~~^>*))))彡

 

 

 

鍵「おぉ~!」

 

帝釈「久方ぶりの一番槍じゃ!」
(;`ー´)o/ ̄ ̄ ̄ ̄~ >°))))彡

 

 

鍵「これは予定外…」

帝釈「なんか言った?(~_ーメ) ピクッ」

鍵「いやいや(^_^; 」

 

 

 

ウッシャとりあえず一番槍ぃ~!!

黒鱒 43㎝
【CCプレデター くちぼそ】
コメント:
しゃ~っしゃっしゃっしゃぁ~~!!油断したな鍵殿よ!毎度毎度スロースターターだと思ってもらっちゃ困るぞい。
Ψ(*`Д´*)Ψグヘヘ
本日ワシの口数が少なかったのは、常に黒鱒君に問いかけながら進んでおったからで御座るぞ!!
ぬははは、一流の競走馬は、前からでも後ろからでも勝負が出来ると申すからのぅ。
本日は前からプレッシャーをかけてくれるわい!
まぁ~とりあえず一服つけるかのぅ フゥー(゜Д゜)y-~~

鍵「うぬぬぬぬ…(-゛-メ) 」

 

 

帝釈の口三味線の真意は別として、確かに今日の帝釈の口数は少ない。
何か心に期すものがあるのか…
いや、風邪による頭痛が原因なのは間違いない(笑)

しかし、釣れればどんなコジツケでも許されるのがTEAM-ZENJINの掟
そしてそのZENJINの掟を体現する帝釈は正に、というかホント嫌な野郎だ。

 

その後、両名捕獲無しのまま昼になってしまう。
午前中降り続いた雨はなんとか上がったが、太陽はほとんど出ていない
午後になっても水温の上昇が期待出来ないと悟った帝釈は
更に水深の浅い上流部への移動を決意。

 

水門をくぐったところで休憩。

そして…

食った!!!
相変わらず辛かった!!

最近こればっか。
<(_ _)>

飯食って気合を入れなおし、再度出陣。
イラプション1/2oz、タイニープレデターザリガニ、SENKO 6in
のローテから、
再びタイニープレデターザリガニに持ち替えた鍵。

 

その数投目

 

鍵「く、く、くた食ったぁ~!」

\(◎∠◎)o/ ̄ ̄~ >°)))彡

 

帝釈「ヤベッ やられた(-.-”)」

 

鍵「おおー引く引く引くぅーー!!」

 

帝釈「なんかデカそうだな…(¬д¬。) ジーーーッ」

 

非常に体高のあるいい黒鱒が上がってきた
水中でファイトしているこの黒鱒は、帝釈が先程捕獲したものよりも
明らかに大きく見えた。

帝釈には冗談抜きで40㎝後半に見えたらしい
しかし計測したところジャスト40㎝だった。

 

 

今日のワシは一味違うんじゃ!!

黒鱒 40㎝
【タイニープレデター ザリガニ】
コメント:
1人デコは慣れているものの、一番槍を獲られた後のプレッシャーがこんなにもキツイものとは思わなかった…( ̄▽ ̄;
しっかし釣れて良かった~♪♪
良く引いてプリプリだったし、会心の一撃じゃ!!(≧∇≦)/~

この一撃で気を良くした鍵。
今度はなんと帝釈の得意擬餌、ディプシーDoにルアーチェ~ンジ!!

 

鍵「グヘヘ…ヘ(-_-ヘ」

帝釈「のぉ~~!\(°o°;)/」

鍵「グヘヘグへへへ…ヘ(-_-ヘ」

 

 

この攻撃は帝釈にとって、正に青天の霹靂。

言うなれば、新日本プロレス名勝負数え歌「藤波vs長州」を彷彿とさせる
掟破りの逆サソリ状態である。

 

鍵「Are you give up?グヘヘ…ヘ(-_-ヘ」

帝釈「のののののォ~~。(>_<;=;>_<)。」

 

 

まさかの攻撃に一瞬気を失いかけた帝釈であったが
ほどなく鍵がディプシーDo攻撃を諦めたことによって救われた。

帝釈「ふぅ~痛かった…”/(;-_-) 」

 

 

その後、互いに譲らぬまま時は経ち、日は大きく西に傾き薄暗くなってきた
すでに時刻は午後5時を回っている。

 

 

鍵「引き分けはイヤだぁ~!!ヾ(≧∇≦)〃」

帝釈「これで1勝1分けか、まいっか負けなきゃいいんだもんな♪」
ヾ(@゜▽゜@)ノ

鍵「絶~っ対に勝つ!!!ヾ(*`ε´*)ノ」

帝釈「鍵殿よ~暗くてルアーが見えなくなってきたよぉ~」

鍵「まだまだ~!!\(`o’゛;)」

 

 

恐ろしいまでの執念で果敢に攻めていく鍵。
しかし中々に黒鱒君の反応はない。
そしていよいよ決着の時がキタ。

 

「ッビシッ!!」

 

大きく弧を描いたのは帝釈のロッドだった。

 

 

帝釈「ごっ・つぁん・です!!!」

(^O^)o/~~~~~^>*))))彡

 

 

 

鍵「また負けた…( ̄▽ ̄;」

 

 

この一撃の後、更に30分諦めることなくルアーを放り続けた鍵であったが
黒鱒君の御尊顔を拝すること叶わなかった。

黒鱒 37㎝
【タイニープレデター イマカツレモン】
コメント:
おぉ~ブリブリのプリ黒鱒じゃのぅ~♪
ヒレもピンピンしとるわい!!元気に卵を産んどくれよ~(^o^)/~
ヌハハ鍵殿よ、あんまり手が震えるとピントが合わぬでのぅ~
しっかり撮っておくんなまっしょ♪♪
\(^▽^@)ノ

鍵「ぐやじいぃ~!ヾ(。`Д´。)ノ彡」

 

 

はい、どうもご苦労様でした。

<(_ _)><(_ _)>

WINNER 帝釈 コメント: あれぇ~~次回この場所は鍵殿が載るんじゃなかったっけ? ((( ̄( ̄( ̄( ̄ー ̄) ̄) ̄) ̄))) フフフ… まぁ戦の勝ち負けは時の運と申しますでのぅ鍵殿よ♪♪ う~む、それにしても帝釈不敗神話。そろそろ伝説にして語り継がせにゃならんかのぅ。……(((。○゜)v ホホホホッ
LOOSER
また負けた…(ToT)

これは夢か…こ、この儀、信じられん…
この口惜しさは前回の比ではないぞぉーー!!!

最初の1匹で運を使い果たしたというのか…(-。-;)ボソッ

んがぁ~帰ってヤケ酒じゃーー!!

(||`□´)ノ
酒持ってこぉーい!!

 

 

 

2004・3・23
TEAM-ZENJIN 将監川決戦 結果

名前 魚・尾数 40up
帝釈 黒鱒 2 1
黒鱒 1 1