ZENJIN衆出陣者欄のトミ助の名前を見て、
「待ってたぜ!いよいよ始動か!(笑)」
と思われた御仁もおられるやも知れませぬが、初めに申しておきまする。
此度のトミ助出陣記は大して面白く御座りませぬ。
何故かと申さば、この頃のトミ助は何となく
常人に近づいておるようなので御座いまする。
一部のZENJIN衆の中では
「トミ助の精神性は遂に超天然の壁を打ち破り、
遠く須弥山を越え、異次元空間を彷徨い、
一見常人に見えるが、実のところあれはすでに
人格一周の離れ技をやってのけた即身仏の当体ではないのか」
などと、実しやかに囁かれている。
今もっとも宇宙に近い男。
それがトミ助なのかもしれない。
お話を進めましょう。
今週2度目の出陣となる此度は、あのトミ助と同陣。
トミ助の仕事が暇だからという理由らしいが、連日深夜にまで及ぶ仕事と
前回出陣時の筋肉痛で、帝釈の肉体はパンク寸前。
しかも相手がトミ助となると、消耗する体力は通常の倍以上であろう。
トミ助のどアホぶりは、皆様ご存知の「マグロ発言」が記憶に新しい。
お知りになりたい方は、「TEAM-ZENJIN」「出陣記2003」などをご参照下され。
ともあれ、これでも一応は大切なZENJIN衆の1人(笑)
帝釈引退後のTEAM-ZENJINが、揺るぎない一枚岩の結束を
保ち続けるためには、ここらでトミ助も鍛えておかねばならない。
その為ならば、帝釈は人柱になるも辞さない覚悟である。
いつもながらに当日深夜に出陣が決定し、
お約束通り帝釈は徹夜での戦となった。
<帝釈、トミ助に電話する>
約束の時間は、朝の4時帝釈屋敷集合。
しかし予想通り、トミ助は来ない。
帝釈「ゴルラぁ~!トミ助ぇ~~!!
まんだ寝とんかこのアホンダラ!!!(`Д´) /」
トミ助「あ、い、いえ、その水筒に水を…( ̄O ̄;)」
帝釈「じゃかぁ~しゃボケ!!
今起きたんであろうが、早よ来んか!!ヾ(。`Д´。)ノ彡」
トミ助「へ、へい(ToT)>゛」
トミ助の声は明らかに2秒前まで熟睡していた響きだった。
午前4時45分、帝釈屋敷出陣。
5時45分、将監川着陣。
帝釈「そちの寝坊で遅参で御座るぞ」
トミ助「も、申し訳御座いませぬ<(。_。)>」
帝釈「まぁよいわ、とりあえず腹斬れや」
トミ助「な、何卒それだけは…m(-_-)m」
いつも通り船をセッティングして、いざ押し出す。
「下流はいつになったら釣れだすのかのぅ…」
帝釈の最近の朝の口癖はこれだ。ダメだダメだと分かっていても、
大黒鱒を追って船首を下に向けてしまうのが悲しい。
本日もやはり下流から攻める。
が、やはりアタリなし。
己の無力さにイライラしながらキャストを繰り返す帝釈の横で
トミ助は相変わらずブツクサ独り言を呟きながら、宇宙と交信しているようだ
下流域で昼過ぎまで頑張ったが、撤退を余儀なくされる。
そして水門を越えて…
帝釈お手製「球体オニギリ」
所々にハミ出している昆布が涙を誘う…(ToT)
総飛距離2mのピッチングを繰り返すトミ助に蹴りを入れながら
最近斬れ味抜群のディプシーDo 3にチェンジ。
ブッシュ際に並ぶ杭の横を、Doさんが通り過ぎようとした時
ようやっと黒鱒君がイタズラを仕掛けてくれた。
帝釈「やっと食ったぁ~」
(;`O´)o/ ̄ ̄~ >゜))))彡
トミ助「…お、っおう」
とりあえずDoさんが今日も健在なので一安心。ε=( ̄。 ̄;フゥ…
更に南岸を攻め上っていく。
帝釈「トミ助よ~もうちっと投げるの精進せんとイカンのぅ」
トミ助「へ、へい」
帝釈「醍婆によう言うておかなきゃならぬわい」
トミ助「だ、醍婆さんにですか?!(T∇T) 」
帝釈「左様、そちは醍婆塾の塾生であろうがψ(`∇´)ψ」
トミ助「そ、それだけはご勘弁を~!。(>_<;=;>_<)。」
帝釈「されば死ぬ気で精進致せ」
トミ助「_(._.)_」
一昨日の出陣で、帝釈をして「ここに黒鱒、居らぬ道理なし」
と言わしめたポイントに入った。
本来であれば、すかさずセンちゃんに持ち替えているはずの帝釈だったが
面倒なのか、それとも秘策があるのか、そのままDoさんを投入する。
まぁ十中八九、面倒なのだろう。
そしてそのDoさんの数投目…。
帝釈「いたいたっ!今日もいたよ! \(・o・)/」
(;`O´)o/ ̄ ̄~ >゜))))彡
帝釈「それがしの僅かな過去の記憶と、当てにならないデータでは、
ここで釣れる時は、大概大層な風が吹き付けておったのぅ」
トミ助「そうすか」
帝釈「あ~でもこの前文殊と来て釣った時は、風裏になっておったか…」
トミ助「そうすか」
帝釈「しかしここならもっとデカイのが居ってもよいと思うがのぅ~」
トミ助「そうすか」
帝釈「聞いとんのかワリャ~!!\(`O´θ/バキッ!☆/(x_x)」
現時点での結論もイマイチ出ぬまま、さらにDoさんを投げ続ける帝釈。
帝釈「あぅうぅっ!またキターーー!!」
(;`O´)o/ ̄ ̄ ̄ ̄~ >゜))))彡
いよいよDoさん、殿堂入りか?!
一昨日もここでラッシュだなんだとホザきながらも、
結局1匹捕獲で終わった帝釈であったが、今日はすでに2尾を捕獲している。
得意気にウンチクを垂れ流しながら軽快にDoさんを放る。
しかし、やはりと言うか当然と言うか、所詮帝釈は帝釈に過ぎず(笑)
とどのつまりはハッタリ番長、本日も後が続かず移動。
トミ助「あ、あの、自分的にはそ、その、釣れませんなヾ(´▽`;)」
帝釈「や・か・ま・し・い!( ・_・)┌θ☆( >_<) ドカッ」
さてさて時間も午後5時を回ってしまった。
ピッチング飛距離は相変わらず2mのままだが、今日はギブらないトミ助。
なんとか釣らせてやりたいと思うが、現実はそう甘くはない。
船撤収の時間を考えると、あと30分ほどしか戦えない。
トミ助に勝機は巡ってくるのか…。
お約束通り、北岸を攻め下りながらボート屋へ向かう。
帝釈「うぅ~あと1匹捕獲してぇ~」
トミ助「うぅぅ釣りたい…」
帝釈「また撃沈かトミ助よ、だいたいそんな簡単に釣ろうと思うのが甘い!
帰って文殊に投げ方教えてもらうんだな(`_′)」
トミ助「うぃっす」
いよいよラスト5分を切った。
帝釈が足元まで引いてきたDoさんをピックアップしようとしたその瞬間
愛竿EDGEが突如引き込まれた!!!
妙音「おおおっー!!」
トミ助「ま~た釣れたんすかぁ~」
帝釈「ウルセ-! こりゃデカイんでないのぉー!」
(;`O´)o/ ̄ ̄~ >゜))))彡バタバタ
帝釈「あ…( ̄▽ ̄;」
トミ助「こ、これは、じ、自分的にはその、コイですか?」
帝釈「あってるから余計ムカつく…(ノ_<。)うっうっうっ」
☆Doさん殿堂入り決定☆
最後の最後でコイ捕獲。
キリがいいのでこれにて退陣!!
本日もトミ助あえなく討死。
しかもその首は敵に渡ってしまった…。
2004・4・15
TEAM-ZENJIN 将監川決戦 結果
名前 | 魚・尾数 | 40up |
帝釈 | 黒鱒 3 コイ 1 |
1 |
文殊 | 討死 | – |