5月13日(木)午後9:00
<中古釣具店>
阿修羅がいよいよ本格的にタックルを揃えることを決意したことから
ようやっと仕事が一段落ついた帝釈は、阿修羅と共に中古釣具屋さんへ。
阿修羅は以前、多少は黒鱒釣りをやっていたこともあり、
一応のタックルは所持している。
しかし、己のヤル気をアピールするためにも、
ここで一気にタックルのグレードアップ図るつもりだ。
お目当てのロッドは、数日前に店に行った時に置いてあった
シマノのレサト1582R。
店を覗くと、ありましたありましたレサト。
とりあえず物を押さえ、ルアー関係を物色していたところ、
その場でなんともう1本レサトが入荷してきた。
「番手は何かなぁ~?」
横目でチラチラと見ていると、入荷したロッドは同じく1582R(笑)
帝釈「どうするよ(^▽^)」
阿修羅「おぉ~!!」
帝釈「1582Rだったら2本あってもいいな」
阿修羅「いっちゃいますか」
帝釈「止めはせぬ」
阿修羅「に、に、2本下さい!!!」
レサトは中古とはいえ1本19800円と17000円。
阿修羅の男を見せて貰うた(笑)。
5月14日(金)午前3:30
<某居酒屋>
仕事終わりの醍婆を襲い、その場で拉致
帝釈、醍婆、阿修羅は某居酒屋へ。
ビールを飲みながら、2本のレサトを眺めヨダレを垂らす阿修羅。
阿修羅「醍婆さ~ん、釣り行かね~んすかぁ??ψ(`∇´)ψ」
醍婆「じゃかぁしい!忙しいんだよ!!ヾ(*`ε´*)ノ」
阿修羅「あんま行かないと副総帥降ろされますぜ」
醍婆「……よ~っし、明日行ったる!!ヾ(。`Д´。)ノ彡」
帝釈「マジで…明日ってもう今日じゃんよ、3時だぞ3時…( ̄▽ ̄;」
醍婆「新参の小童にナメられてたまるか!!
炎炎炎(◇´*)ブオォォオ(*`◇)炎炎炎」
阿修羅「出陣決定!!」
醍婆「目にものみせてくれるわ!!凸(`Д´メ)」
帝釈「おいおいマジかよ…( -。-) =3」
急遽決まる出陣には慣れている帝釈であったが
流石に今日は激しい。
もうあと30分もすれば夜が明ける時刻
しかも外は雨…。
ダッシュでそれぞれの屋敷に戻り、戦備を調え、
帝釈屋敷に集合したのが午前4時30分。
午前4時45分帝釈屋敷出陣。
5時45分将監川着陣。
いつもの通り、3名出陣の時はアルミに3名乗船。
流石に狭い(笑)。しかしそれもまた楽しい♪
此度は醍婆久々の出陣、阿修羅のZENJIN初陣ということもあって
ドンチャン騒ぎで行くのがZENJIN流だ。
あいにくの雨模様ではあったが、釣れる雰囲気は満点。
帝釈は何を思ったか苦手なスピナーベイトSRミニ3/8ozから入る。
ノリノリの阿修羅は強気のPOP-R
醍婆は…言うまでもなくセで始まる棒状のワーム6in(笑)。
開始早々3投目で帝釈のSRミニにバイト、
しかし船から2mのところで痛恨のバラシ。
その直後、醍婆のセにもバイト、しかしこれもバラシ。
しかし予想通りの高活性に、バラシの悔しさなどない。
「こりゃ今日はイケルぞぉーー!!!」
と帝釈が叫べば
「今日こそはアニキに勝つ!!」
と醍婆も吼える。
帝釈「モーニングバイト獲り損ねたけど、かなり期待できんなこりゃ~♪」
醍婆「んだんだ、今日は目標2桁だんべぇ~」
帝釈「でもよ~朝イチだけで、その後サッパリってことよくあんだよな」
醍婆「確かに…でも大丈夫っしょこの調子なら」
帝釈「だといいんだけど…」
しかし、帝釈の心配が見事に的中
ブルーギルのアタリが時折あるだけで、黒鱒君からの反応は皆無。
結局11時までノーフィッシュ(爆)
仕方なく上流に移動し、南岸を流すもアタリはギルばかり。
帝釈「ヤバイなぁ~」
醍婆「マジやべっス」
阿修羅「釣れねっス」
本日初陣の阿修羅にはなんとか釣らせてやりたい。
しかし、そう簡単にはいかないのが現実。
帝釈と醍婆は、魚こそ手にしてはいないものの
朝イチのバラシや、ギルの生命感を感じているのでまだ耐えられるが
阿修羅に至ってはまったくのノーバイト。
帝釈「阿修羅よ、つまんねぇよな~」
阿修羅「最高に面白ぇっス!!」
醍婆「ホントか?」
阿修羅「なんかこう時間が経つのを忘れられるっつうか、なんつうか…」
帝釈「案外ジジ臭いことを申すのぅ(笑)」
阿修羅は黒鱒釣りの経験は然程ないが、海釣りにはかなり精通している。
【釣りの面白さは釣り上げることだけではない】
という事を体で分かっているのだろう。
5月14日(金)午後0:30
<一番槍>
相変わらずノーバイトの阿修羅であったが、醍婆と共に軽快なトークを
楽しみながら、腕を休めることなくキャストを続ける。
ルアーはPOP-Rから【イブレーション各種
そしてクランク各種へとローテ。
「小奴め、まっこと釣りが好きなのじゃな」
無心でルアーを放る阿修羅の姿を横目で眺めていた帝釈であったが、
次の瞬間目に飛び込んできたのは…
豪快なアワセをくらわした阿修羅の勇姿だった。
阿修羅「うっしゃぁーー!!!
(;`O´)o/ ̄ ̄~ >゜))))彡」
醍婆「w( ▼o▼ )w オオォォ!!」
大方の予想を覆し、見事黒鱒に一番槍をつけたのは阿修羅だった。
釣れた…(ToT)
醍婆「やられた…( ̄▽ ̄;」
帝釈「やりおるわい…( ̄个 ̄)」
この1匹で俄然ヤル気を出す阿修羅。
「てめぇ~は醍婆塾の塾生だろうが、ワシより先に釣るんじゃねぇ~!!」
とか醍婆はホザイていたが、その醍婆も北岸へ移動直後すかさず捕獲。
なんで写真が無いんじゃぁ~!!
黒鱒 36cm
【SENKO】
コメント:
やっと釣ったのにぃ~!!!
やっぱセンちゃんは最高っス♪♪デコると思いましたが、なんとか今年の1匹目ということで嬉しかったで御座る!!
許せ醍婆よ、ワシの手違いで写真を削除してしもうた…(-_-;
by 帝釈
醍婆「え~これで全員釣りましたなψ(`∇´)ψ」
阿修羅「( ̄▽ ̄;」
帝釈「醍婆よぉ~もういっぺん言ってみろや(メ▼。▼)y-~~~」
醍婆「おっとアニキがまだでしたのぅ~ヾ(@°▽°@)ノ」
帝釈「許さん…(~_ーメ)」
相変わらずスロースターターの帝釈、時間は午後2時を過ぎた。
ここらで1匹釣っておかないと、勝負どころかデコる可能性も出てくる。
醍婆、阿修羅の軽快トークを横目に、無言でルアーを放る帝釈には
朝イチの余裕はない。
そこに更なる追い討ちをかけるが如く、阿修羅のロッドが大きく弧を描いた。
阿修羅「うっしゃ~!!!
(;`O´)o/ ̄ ̄ ̄ ̄~ >゜))))彡」
帝釈「マジ~っ!!??\(°o°;)/」
醍婆「結構デカイんでないのぉー!!
\(◎∠◎)/」
阿修羅「っおうぅ!おおうっ!!!」
阿修羅の思わぬ猛攻に焦りまくる帝釈。
あまりの動揺っぷりに、前回栄えある殿堂入りを果たしたディプシーDo 3
の色違い兄弟を討死させてしまう。
許せよ…
ヤバい…ヤバ過ぎる。
時折おこるメマイを必死に耐えながらキャストを続ける帝釈。
最愛のディプシーDoを亡くしたことで意気消沈
いつの間にかルアーはセンちゃんに変わっていた。
しかし流石はセンちゃん、ほどなく黒鱒君から待望のご挨拶を受けた。
帝釈「おんどりゃぁ~!
(;`O´)o/ ̄ ̄~ >゜))))彡」
帝釈「エがったよ~(ToT)」
醍婆「クソッ、釣りおったか」
帝釈「なんか言った?(~_ーメ)」
阿修羅「小っちぇっスな~( ̄▼ ̄)ノ」
帝釈「…………(ノ_<。)うっうっうっ」
これで3名全員捕獲完了。
帝釈1、醍婆1、阿修羅2
予想に反して低レベルの戦いになってしまった此度の出陣。
帝釈「今日の雰囲気とコンディションでこんなに釣れないはずはないなぁ
絶対にワシ等のやっておることが間違っておるに違いない」
醍婆「ナニが違うんスかね?」
とその時、朝イチボート屋で会った1人の黒鱒釣師が浮かんでいた。
帝釈「なぁなぁ醍婆よ、あの御仁何匹釣ってると思う?」
醍婆「この調子じゃ~せいぜい2、3匹ってとこじゃねぇ~スか」
帝釈「阿修羅はどうよ」
阿修羅「ん~そのくらいかと」
帝釈「いや~もっと釣れとるじゃろ、最低でも6、7匹」
すかさずその黒鱒釣師に直撃インタビュー
帝釈「どうスかぁ~??」
釣り師「6本」
帝釈「やっぱな…(-。-;)ボソッ
んで、どんな攻めスか?」
釣り師「いろいろ。トップでも出たし♪」
帝釈「ありがとう御座いました。<(_ _)>」
インタビューを終えた直後その釣り師は、
我等の目の前でもう1匹追加していた(笑)
その後、ウダウダとやっているうちに時刻は午後5時
日照時間が長くはなってはいるものの、残り時間はあと僅か。
過去の帝釈データバンクでは、この時期にこの天候である時は、
ボート屋付近のあるエリアでイイ思いをしたことが多いという。
故に、そこを死に場所に決定。
帝釈「うぅぅ、ワシの連勝記録が止まってしまう
しかも新参の阿修羅の手によって…( ̄◇ ̄;)」
醍婆「この小童にワシが負けるのか・・……(-。-) ボソッ」
阿修羅「グフフ…これが総帥と副総帥とは聞いて呆れるわい
¬(  ̄ー ̄)┌ フッ
初陣で両巨頭を倒すとは、我ながらアッパレ至極
ZENJIN乗っ取りも近いのぅ、文殊殿に報告じゃψ(`∇´)ψ」
余裕をカマシ続ける阿修羅の口三味線を聞かされながらも
最期の執念で集中力を持続しようとする帝釈、醍婆。
帝釈「将監の釣神よ、我が原点のザリガニ型テキサス釣法、
とくとご覧あれ!」
醍婆「毎度、【セ】で申し訳御座らぬが、
こちらにも一つ御寛大なる御慈悲を!!」
帝釈は、気合一発で放ったゲーリークローを繋ぐ
ラインの僅かな変化を見逃さなかった。
帝釈「どりゃせぇーー!!!
ヾ(。`Д´。)ノo/ ̄ ̄~ >゜))))彡」
阿修羅「なんですとぉ~!!」
醍婆「フフフ、いつものパターンじゃ(¬ー¬)」
帝釈「こりゃ良う引くどぉ~!」
阿修羅「うぅぅ、デカそう…((( T_T)」
ワシは負けぬ。
阿修羅「…………( ̄▽ ̄;」
そして、日没寸前…。
醍婆「醍婆スペシャル
カモーーン!!!
(;`O´)o/ ̄ ̄ ̄~ >゜))))彡」
阿修羅「アワワワヮヮ……\\(゜ロ\\)Ξ(//ロ゜)//」
帝釈「醍婆め、己にも意地があったと見えるのぅ」
最後の気力を振り絞って、帝釈、醍婆が追走。
帝釈2、醍婆2、阿修羅2
数の上では同点となった。
日はいつの間にかとっぷりと暮れ、視界はほとんど利かなくなり
飛んでいくルアーもほとんど見えなくなってしまった。
ここで誰かが1本獲れば戦は終わる。
しかしその後、誰かのロッドが絞り込まれることは無かった…。
帝釈談
最後はいつものパターンで「肉を斬らせて骨を断つ!」で御座るな♪
これで阿修羅も総帥の真の恐ろしさが分かったことで御座ろう。
問題は醍婆じゃな、あの者最近余裕コイテおるようじゃが、
文殊、阿修羅の成長に気付いておらぬようじゃ。
まぁそもそもセンちゃんに頼りきりということ自体、すでに遅れをとっておる。
精進を怠れば、必ず寝首を掻かれるであろうな。
実際今日も負けてるし…。ヾ(@゜▽゜@)ノ
阿修羅談
エンジン付きのボートで感じる風は誠に爽やかで御座いまするのぅ♪
今日までなかなか出陣のチャンスに恵まれず、苦しい日々を送っていたので
今回は釣りに行けただけでも満足ですわい。
しかも43㎝というまずまずの黒鱒を捕獲することも出来て良かった!
醍婆殿にも釣り勝ったし。o((*^▽^*))o
後は打倒帝釈に向けて頑張るのみ!!!
いや~勝てると思ったんだけどなぁ~。
総帥の底力には参りました。<(_ _)>
醍婆談
阿修羅の奴め、なかなかやりおるわい。
クランクでのデスロックフッキング(笑)、
センちゃんでの電撃フッキングには正直ビビッた。
しかし、このままでは終わらぬぞ。ワシは次回、マグロを捕獲するからのぅ(爆)
それからもう一つ。此度の43㎝は誠に見事で御座ったが
そのワームをフックに付けてやったのはワシということを忘れるなよ。
|電柱|д´)y-~~~
2004・5・14
TEAM-ZENJIN 将監川決戦 結果
名前 | 魚・尾数 | 40up | 45up |
帝釈 | 黒鱒 2 | ー | 1 |
阿修羅 | 黒鱒 2 | 1 | ー |
醍婆 | 黒鱒 2 | ー | ー |