本年の遠征第一弾は桧原湖に決定。
(第二弾はあるのか…)
此度、毎度の貧戦果にあえぐ帝釈、文殊に
救いの手を差し伸べた武将の名は医和。
本年3月20日付けでTEAM-ZENJINに入隊した猛将だ。
【桧原湖マスター】の異名をとる彼が此度の陣馬奉行となれば
盛り上がらぬ道理はない。
去る16日に本山公とプラをした医和の事前情報では、
「JB戦が行われ過半数がノーフィッシュの中、
我等の船だけ釣れ釣れで28~42㎝で40本越え」
との事。
これには体中の穴という穴から、いろんな物が噴出した(爆)
5月20日(木)午前0:00
<帝釈屋敷出陣>
帝釈「参るぞ文殊!!」
文殊「いざぁ!!!」
愛鉄馬【毘沙門号】に鞭一発
まずは常磐道三郷ICを目指す。
ところが途中で帝釈が携帯を忘れ、戻る(笑)
再び三郷ICを目指し、岩間ICまで疾走する。
5月20日(木)午前2:15
<医和屋敷合流>
帝釈「おいっす!\(^o^)」
医和「どうもどうも~(´ー`)」
帝釈「此度の陣馬奉行、誠に大儀!!
何卒宜しゅう御願い致しまするぞぉ~!!」
(|||ノ`□´)ノオオオォォォー!!
帝釈「ここに控えますのが文殊に御座いまする」
文殊「何卒宜しゅう御願い致しまする。<(_ _)>」
医和「おぉ、これは文殊殿。
ではでは出陣致しましょうぞ♪♪」
帝釈、文殊「応ーーーー!!
(」゜ロ゜)/(」゜ロ゜)/オオオオォォォォォー
帝釈の愛鉄馬「毘沙門号」から
医和の愛鉄馬「名前募集中」に乗り換えいざ出陣。
常磐道から磐越道へ。
爆睡している文殊をシカトし、帝釈と医和は釣り談義に華を咲かせた。
磐越道猪苗代磐梯高原ICを降り、5時過ぎに桧原湖着陣。
帝釈「さ、寒ぃ~!{{ (>_<) }}」
気温は11℃。
「寒い寒い」を連呼する馬鹿はおいといて
本日使うタックルを手際よく準備する医和。
普段ほとんどスピニングタックルを使わない帝釈、文殊のために
医和は自らの愛器を惜しげもなく提供する。
帝釈、文殊「医和ちゃんありがとうー!」
着替えに手間取っていた帝釈も、戦闘準備が調い乗船。
陣馬奉行医和の操船でポイントまで一気だ!!
水温の低いメインレイクはパス、いかり潟を本日の戦場に選んだ医和。
★奥義其之一【シャッドテール】★
シャッドテールをノーシンカーで使用するのだが、これが結構細かいリグ。
各所にフックキーパーのゴム管を付け、フックゲイブにアシストフックとして
小さめのトリプルフックを付ける。
帝釈「本山公のVで見たことあるけど
こんな細かいセッティングだとは思わなかった…( ̄▽ ̄;」
このワームを引き波を断じて立てることなく、
尚且つ水面直下5~10㎝をゆっくりと引く。
そしてそのリーリングスピードは絶対に不規則になってはならない。
書くのは簡単だけど、これは非常ぉ~に難しい。
医和「いいですか~こうやって引くんですぞぉ~Ψ(`∀´)Ψ」
帝釈「ムムム、これは難しい…(; ̄- ̄;)」
御教示中の医和に早くもバイト!!
医和「キマしたぞぉ~♪
(^O^)o/~~~~~^>*))))彡」
文殊「おぉ~~!!\(・o・)/」
いきなりの捕獲にビビる帝釈。
しかし次の瞬間、帝釈は我が耳を疑った。
文殊「っぉおおお!!キタキター!!
(;`O´)o/ ̄ ̄~ >゜))))彡バタバタ」
なんと文殊にバイト!!!
医和殿はともかく、文殊に先をこされた帝釈の心中や如何に…
医和「帝釈殿はホントにスロースターターなんですな(笑)」
帝釈「ええまぁ、毎度のことスから…(-_-;」
引き波を立てず、水面直下を、安定したスローリトリーブ…
マジで難しい…。(ToT)
とりあえずなんとか雰囲気を掴んだ帝釈に待望のバイト。
魚体を全て晒す小口黒鱒のバイトは、マジでエキサイティング!!
しかしノラず…。
医和「あ~あ…アワせたらダメなんですよ♪ξ\(^。^ ))」
帝釈「へ?今なんと?( ̄O ̄;)」
医和「だーかーらーアワせたらダメなの!ψ(`∇´)ψ」
この釣り方はアワせたらダメらしい(笑)
通称【段巻きアワセ】といって、アタリを感じたり、バイトが見えたら
ロッドを煽ることなく、断続的なリーリングによって魚をのせるらしい。
日頃、親の仇のように豪腕アワセを喰らわしている帝釈には
とてもとても無理な芸当であった。
結局帝釈、数バイトをのせることが出来ずノーフィッシュ(爆)
クソーー!!ヾ(。`Д´。)ノ彡
★奥義其之二【スウィッシャー】★
医和「そんじゃ次はスウィッシャー行きましょうかのぅ♪」
帝釈「キタキタ、水面硬擬餌!!」
文殊「おぉトップですなトップ!!」
水中各所に点在するロックハンプ。
医和殿はこのロックハンプの位置を、師匠の本山公から伝授されている。
医和「え~っと、あそこに岩が沈んでるの見えますかな?」
偏光グラスごしに薄っすらと岩が見える。
医和「あの岩見えますかぁ?
スウィッシャーがあの上を通過出来るようなコースにキャストして下され」
帝釈「へいへい。どりゃ!!」
ぴゅ~ジャボン♪♪
医和「ゆっくりゆっくり引いて下されよ」
帝釈「へいへい」
シャラシャラシャラシャラ♪♪
医和「はい、出るとしたらその辺で出るからね」
帝釈「ウムムム」
シャラシャラシャラドバシャ!!!
帝釈のスウィッシャーに、モンドリうって小口黒鱒がアターーック!!
文殊「うぉおおお!!マジで出たぁーー!!」
帝釈「……………」
帝釈の様子がおかしい。
初小口黒鱒がトップで出た。しかもド派手な出方。
にも関わらずノーリアクションで黙々とファイトをし、写真を撮って即リリース。
後でその事を聞いたところ
帝釈談
「正直その瞬間はあんまり覚えておらぬのよ
あまりに衝撃的な光景だったもんでね
その後の何分かの記憶も断片的にしか残っておらん…(-_-;」
その後、別の岩に移動し医和殿の申すままにキャスト&リトリーブ。
いやはや医和殿、恐れ入りました。<(_ _)>
医和殿もスウィッシャーで何発が出すものの、のせる事叶わず移動を決意。
通称【本山池】でのシャッドテールパターンに戻り、数を伸ばす作戦に出る。
医和殿が何匹か捕獲するものの、予定外の低水温に
小口黒鱒の出がかなり悪い。
更には、帝釈、文殊のシャッドテールテクの覚えの悪さもあってイマイチ。
あ、あとね、せっかくのバイトを何度も逃していると、
余計にバイトが減ってしまうらしい。
逆に少ないバイトでも確実にものにしていくと、
スイッチが入ってどんどん湧いてくるんだって。
するってぇ~と、
ワシ等のせいで益々釣れなくなったということか…。
医和殿、申し訳御座らぬ…m(T-T)mm(T-T)m
朝のフィーディングタイムを過ぎたことや、水温の低さもあって
魚があまり上を意識していないと判断した医和殿は、
次なるパターンへ移行する。
★奥義其之参【AR-45】★
ボトムを意識している小口黒鱒を狙い、
ロックハンプやゴロタ石をAR-45のノーシンカーでズル引く。
ハンプの向こう側へ投げアップヒルで舐め上げ、
ハンプトップからダウンヒルで舐め下る。
滅茶苦茶スローな釣りだが、このタフコンディションでは致し方なし。
しかしワシ等にとっては、この釣り方が普段の釣りに一番近い(笑)
医和殿の指示する方向にAR-45をフルキャスト。
なんでも、小口黒鱒は非常に目がいいらしく、
桧原湖の透明度の高さも相まってロングキャストが必須とのこと。
ズリズリズリと、スローに更にスローにズリズリズリ…。
帝釈「きたきたーー!!
(^O^)o/~~~~~^>*))))彡」
ズリズリ系は得意な帝釈(笑)
文殊も1匹AR-45で追加するも、アワセが遅れたためワームをチトのまれる。
早いとこリリースする意味で、写真は辞退。
その後も帝釈の勢いとまる事なく
本日最大の41㎝を捕獲。
勢いに乗るかに見えたが、バイトが少々遠のいたため移動。
シャッドテール、スウィッシャー、AR-45のパターンを
エリアを変えながら試す。
スウィッシャーを執拗に投げ続けているのは帝釈だけなのだが…(爆)
いいじゃん別に!!面白ぇ~んだから!!!
ヾ(。`Д´。)ノ彡
医和「よーっし、ここできっと勝つ!との祈りを込めて皆で食いましょう」
帝釈「なんだなんだ?なんなんだ??」
文殊「分かりませぬな」
キットカツ→キットカッツ→キットカット
ベタベタやんけ…(ノ_<。)うっうっうっ
相変わらずシャッドテールでアワセミスを繰り返す帝釈、文殊を見て
医和殿はAR-45パターンを推奨する。
そして先ほどのハンプで釣り再開。
楽しい時間は瞬く間に過ぎていくもので、気が付けば時間は午後3時。
レンタルボートは午後4時まで。
この状況では下手に動いて訳分からんようになるよりは、
確実に魚が付いている、確実に魚が通るであろうハンプで釣るのが一番。
と、医和殿が選んだ最終ポイントは、AR-45が好調だったロックハンプ。
帝釈「いざ最終ポイントへ!」
勢いよく吠えたのは良かったが、
一日中エレキで酷使したバッテリーはもはや虫の息。
医和「この速度じゃポイントに着くまでに何分かかることか…
着いてからホント1投しか出来ないっスな(笑)」
ゆるりゆるりと進み、最後のポイントに辿り着いたのは
午後3時50分だった(爆)
しかしそこは桧原湖マスターの医和殿
アワセがすっぽ抜けて、
「うおぉ~~!!」とか「なんじゃーー!!」
とか叫んでいる帝釈、文殊に構うことなく本日最終となる小口黒鱒を捕獲。
そしてタイムアップ。
帰りがけに、メガバスの横島 勝殿が浮いていたので話しかけた(笑)
相変わらずいい人だった。。。
此度は我等のために「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」
ガイドに徹して頂き、誠に有難う御座いました。
もっと投げたかったでしょう!もっと釣りたかったでしょう!
この御恩、終生忘れませぬ。
誠に誠に有難う御座いました。
<(_ _)><(_ _)>
by 帝釈、文殊。
※注※
医和殿の左手には2匹小口黒鱒が居るので見落とさないように!
本日2尾の貧戦果だった文殊。
また一から精進致しまする。<(_ _)>
まぁ此度はデコではないので、生首は勘弁してつかわす!(笑)
by 帝釈
これに懲りずに、また医和ガイドサービス開業してね♪♪
2004・5・20
TEAM-ZENJIN 桧原湖決戦 結果
名前 | 魚・尾数 | 40up |
帝釈 | 小口黒鱒 9 | 1 |
医和 | 小口黒鱒 8 | – |
文殊 | 小口黒鱒 2 | – |