2004/5/20 桧原湖決戦

本年の遠征第一弾は桧原湖に決定。
(第二弾はあるのか…)

 

此度、毎度の貧戦果にあえぐ帝釈、文殊に
救いの手を差し伸べた武将の名は医和。
本年3月20日付けでTEAM-ZENJINに入隊した猛将だ。

【桧原湖マスター】の異名をとる彼が此度の陣馬奉行となれば
盛り上がらぬ道理はない。

 

去る16日に本山公とプラをした医和の事前情報では、
「JB戦が行われ過半数がノーフィッシュの中、
我等の船だけ釣れ釣れで28~42㎝で40本越え」
との事。

これには体中の穴という穴から、いろんな物が噴出した(爆)

 

 

5月20日(木)午前0:00

<帝釈屋敷出陣>

 

帝釈「参るぞ文殊!!」

文殊「いざぁ!!!」

 

愛鉄馬【毘沙門号】に鞭一発
まずは常磐道三郷ICを目指す。
ところが途中で帝釈が携帯を忘れ、戻る(笑)

再び三郷ICを目指し、岩間ICまで疾走する。

 

 

5月20日(木)午前2:15

<医和屋敷合流>

 

帝釈「おいっす!\(^o^)」

医和「どうもどうも~(´ー`)」

帝釈「此度の陣馬奉行、誠に大儀!!
何卒宜しゅう御願い致しまするぞぉ~!!」
(|||ノ`□´)ノオオオォォォー!!

帝釈「ここに控えますのが文殊に御座いまする」

文殊「何卒宜しゅう御願い致しまする。<(_ _)>」

医和「おぉ、これは文殊殿。
ではでは出陣致しましょうぞ♪♪」

帝釈、文殊「応ーーーー!!

(」゜ロ゜)/(」゜ロ゜)/オオオオォォォォォー

 

帝釈の愛鉄馬「毘沙門号」から
医和の愛鉄馬「名前募集中」に乗り換えいざ出陣。

常磐道から磐越道へ。
爆睡している文殊をシカトし、帝釈と医和は釣り談義に華を咲かせた。
磐越道猪苗代磐梯高原ICを降り、5時過ぎに桧原湖着陣。

 

帝釈「さ、寒ぃ~!{{ (>_<) }}」

気温は11℃。

この寒さの中
短パン一丁のバカ者1名

「寒い寒い」を連呼する馬鹿はおいといて
本日使うタックルを手際よく準備する医和。

普段ほとんどスピニングタックルを使わない帝釈、文殊のために
医和は自らの愛器を惜しげもなく提供する。

帝釈、文殊「医和ちゃんありがとうー!」

 

着替えに手間取っていた帝釈も、戦闘準備が調い乗船。
陣馬奉行医和の操船でポイントまで一気だ!!

水温の低いメインレイクはパス、いかり潟を本日の戦場に選んだ医和。

 

 

 

★奥義其之一【シャッドテール】★

シャッドテールをノーシンカーで使用するのだが、これが結構細かいリグ。
各所にフックキーパーのゴム管を付け、フックゲイブにアシストフックとして
小さめのトリプルフックを付ける。

帝釈「本山公のVで見たことあるけど
こんな細かいセッティングだとは思わなかった…( ̄▽ ̄;」

 

このワームを引き波を断じて立てることなく、
尚且つ水面直下5~10㎝をゆっくりと引く。
そしてそのリーリングスピードは絶対に不規則になってはならない。

書くのは簡単だけど、これは非常ぉ~に難しい。

 

 

医和「いいですか~こうやって引くんですぞぉ~Ψ(`∀´)Ψ」

帝釈「ムムム、これは難しい…(; ̄- ̄;)」

 

御教示中の医和に早くもバイト!!

 

医和「キマしたぞぉ~♪
(^O^)o/~~~~~^>*))))彡」

文殊「おぉ~~!!\(・o・)/」

まぁこんな感じね♪

いきなりの捕獲にビビる帝釈。

しかし次の瞬間、帝釈は我が耳を疑った。

文殊「っぉおおお!!キタキター!!
(;`O´)o/ ̄ ̄~ >゜))))彡バタバタ」

 

なんと文殊にバイト!!!

ぃいやりました!

医和殿はともかく、文殊に先をこされた帝釈の心中や如何に…

 

 

医和「帝釈殿はホントにスロースターターなんですな(笑)」

帝釈「ええまぁ、毎度のことスから…(-_-;」

 

引き波を立てず、水面直下を、安定したスローリトリーブ…

マジで難しい…。(ToT)

 

とりあえずなんとか雰囲気を掴んだ帝釈に待望のバイト。

魚体を全て晒す小口黒鱒のバイトは、マジでエキサイティング!!

しかしノラず…。

 

医和「あ~あ…アワせたらダメなんですよ♪ξ\(^。^ ))」

帝釈「へ?今なんと?( ̄O ̄;)」

医和「だーかーらーアワせたらダメなの!ψ(`∇´)ψ」

 

この釣り方はアワせたらダメらしい(笑)

通称【段巻きアワセ】といって、アタリを感じたり、バイトが見えたら
ロッドを煽ることなく、断続的なリーリングによって魚をのせるらしい。

日頃、親の仇のように豪腕アワセを喰らわしている帝釈には
とてもとても無理な芸当であった。

結局帝釈、数バイトをのせることが出来ずノーフィッシュ(爆)

クソーー!!ヾ(。`Д´。)ノ彡

 

 

 

 

★奥義其之二【スウィッシャー】★

 

 

医和「そんじゃ次はスウィッシャー行きましょうかのぅ♪」

帝釈「キタキタ、水面硬擬餌!!」

文殊「おぉトップですなトップ!!」

 

 

水中各所に点在するロックハンプ。

医和殿はこのロックハンプの位置を、師匠の本山公から伝授されている。

 

医和「え~っと、あそこに岩が沈んでるの見えますかな?」

 

偏光グラスごしに薄っすらと岩が見える。

 

医和「あの岩見えますかぁ?
スウィッシャーがあの上を通過出来るようなコースにキャストして下され」

帝釈「へいへい。どりゃ!!」

 

ぴゅ~ジャボン♪♪

 

医和「ゆっくりゆっくり引いて下されよ」

帝釈「へいへい」

 

シャラシャラシャラシャラ♪♪

 

医和「はい、出るとしたらその辺で出るからね」

帝釈「ウムムム」

 

シャラシャラシャラドバシャ!!!

 

帝釈のスウィッシャーに、モンドリうって小口黒鱒がアターーック!!

 

文殊「うぉおおお!!マジで出たぁーー!!」

帝釈「……………」

 

帝釈の様子がおかしい。
初小口黒鱒がトップで出た。しかもド派手な出方。
にも関わらずノーリアクションで黙々とファイトをし、写真を撮って即リリース。

後でその事を聞いたところ

帝釈談
「正直その瞬間はあんまり覚えておらぬのよ
あまりに衝撃的な光景だったもんでね
その後の何分かの記憶も断片的にしか残っておらん…(-_-;」

それほどまでに凄かった!!

その後、別の岩に移動し医和殿の申すままにキャスト&リトリーブ。

そしてもう一撃!!

いやはや医和殿、恐れ入りました。<(_ _)>

医和殿もスウィッシャーで何発が出すものの、のせる事叶わず移動を決意。

 

通称【本山池】でのシャッドテールパターンに戻り、数を伸ばす作戦に出る。
医和殿が何匹か捕獲するものの、予定外の低水温に
小口黒鱒の出がかなり悪い。
更には、帝釈、文殊のシャッドテールテクの覚えの悪さもあってイマイチ。

あ、あとね、せっかくのバイトを何度も逃していると、
余計にバイトが減ってしまうらしい。
逆に少ないバイトでも確実にものにしていくと、
スイッチが入ってどんどん湧いてくるんだって。

するってぇ~と、
ワシ等のせいで益々釣れなくなったということか…。
医和殿、申し訳御座らぬ…m(T-T)mm(T-T)m

朝のフィーディングタイムを過ぎたことや、水温の低さもあって
魚があまり上を意識していないと判断した医和殿は、
次なるパターンへ移行する。

 

 

 

★奥義其之参【AR-45】★

ボトムを意識している小口黒鱒を狙い、
ロックハンプやゴロタ石をAR-45のノーシンカーでズル引く。
ハンプの向こう側へ投げアップヒルで舐め上げ、
ハンプトップからダウンヒルで舐め下る。

滅茶苦茶スローな釣りだが、このタフコンディションでは致し方なし。

しかしワシ等にとっては、この釣り方が普段の釣りに一番近い(笑)

医和殿の指示する方向にAR-45をフルキャスト。
なんでも、小口黒鱒は非常に目がいいらしく、
桧原湖の透明度の高さも相まってロングキャストが必須とのこと。

ズリズリズリと、スローに更にスローにズリズリズリ…。

 

帝釈「きたきたーー!!
(^O^)o/~~~~~^>*))))彡」

 

 

ズリズリ系は得意な帝釈(笑)

そして3連打!
内1本は医和殿とダブルヒット!!

文殊も1匹AR-45で追加するも、アワセが遅れたためワームをチトのまれる。
早いとこリリースする意味で、写真は辞退。

 

その後も帝釈の勢いとまる事なく

本日最大の41㎝を捕獲。

小口黒鱒
41㎝
【AR-45 NS】
コメント:
うっしゃー!!
初小口黒鱒遠征にて40upの侍大将級小口黒鱒捕獲に御座いまする!!!
щ(=`□´щ)オオオォォォッッッ
医和殿より、「小口の40upは大口の45upの価値あり」との有難きお言葉を頂戴致し、不肖帝釈は感無量に御座る。<(_ _)>

勢いに乗るかに見えたが、バイトが少々遠のいたため移動。

 

シャッドテール、スウィッシャー、AR-45のパターンを
エリアを変えながら試す。

スウィッシャーを執拗に投げ続けているのは帝釈だけなのだが…(爆)

 

いいじゃん別に!!面白ぇ~んだから!!!
ヾ(。`Д´。)ノ彡

 

医和「よーっし、ここできっと勝つ!との祈りを込めて皆で食いましょう」

帝釈「なんだなんだ?なんなんだ??」

文殊「分かりませぬな」

コレね

キットカツ→キットカッツ→キットカット

 

ベタベタやんけ…(ノ_<。)うっうっうっ

 

相変わらずシャッドテールでアワセミスを繰り返す帝釈、文殊を見て
医和殿はAR-45パターンを推奨する。

 

そして先ほどのハンプで釣り再開。

また釣れたよ…(ToT)

楽しい時間は瞬く間に過ぎていくもので、気が付けば時間は午後3時。
レンタルボートは午後4時まで。

この状況では下手に動いて訳分からんようになるよりは、
確実に魚が付いている、確実に魚が通るであろうハンプで釣るのが一番。
と、医和殿が選んだ最終ポイントは、AR-45が好調だったロックハンプ。

 

帝釈「いざ最終ポイントへ!」

勢いよく吠えたのは良かったが、
一日中エレキで酷使したバッテリーはもはや虫の息。

 

医和「この速度じゃポイントに着くまでに何分かかることか…
着いてからホント1投しか出来ないっスな(笑)」

ゆるりゆるりと進み、最後のポイントに辿り着いたのは
午後3時50分だった(爆)

 

しかしそこは桧原湖マスターの医和殿

アワセがすっぽ抜けて、
「うおぉ~~!!」とか「なんじゃーー!!」

とか叫んでいる帝釈、文殊に構うことなく本日最終となる小口黒鱒を捕獲。

そしてタイムアップ。

 

帰りがけに、メガバスの横島 勝殿が浮いていたので話しかけた(笑)
相変わらずいい人だった。。。

此度の陣馬奉行
ZENJIN医和

此度は我等のために「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」
ガイドに徹して頂き、誠に有難う御座いました。
もっと投げたかったでしょう!もっと釣りたかったでしょう!

この御恩、終生忘れませぬ。
誠に誠に有難う御座いました。
<(_ _)><(_ _)>
by 帝釈、文殊。

 

※注※
医和殿の左手には2匹小口黒鱒が居るので見落とさないように!

 

本日2尾の貧戦果だった文殊。

厳しゅう御座った…。

また一から精進致しまする。<(_ _)>

まぁ此度はデコではないので、生首は勘弁してつかわす!(笑)
by 帝釈

医和ちゃん、ありがとう!!

これに懲りずに、また医和ガイドサービス開業してね♪♪

 

 

2004・5・20
 TEAM-ZENJIN 桧原湖決戦 結果

名前 魚・尾数 40up
帝釈 小口黒鱒 9 1
医和 小口黒鱒 8
文殊 小口黒鱒 2