2005/10/30 第二回 黒鱒城合戦!

昨年の11月28日、第一回黒鱒城杯終了後の宴席で、

「来年は年間3戦くらいはやりたいな!」

などとほざいていたZENJIN衆であったが、気付けばすでに本年も10月。
帝釈文殊が慌てて予定を組み、第二回黒鱒城杯が開催された。

本年絶好調を誇る
そしてそのと昨年タッグを組んだKOUMEI
昨年の黒鱒城杯で帝釈を追い詰めに追い詰めた両名が、
共に無念の不参陣表明。

前回、ZENJIN最狂と恐れられたトミ助を従え、絶対不利といわれた戦を
見事優勝で飾った帝釈軍の二連覇は確実かと思われた。

が、そうはさせじと常陸の猛者医和が立ち上がる。
さらには帝釈イズム最後の後継者醍婆が参陣を表明。
若き闘将文殊も力をつけてきた。

今年の黒鱒城合戦も熱い!!かも…。

総陣容

【負ければ引退、炎の師弟軍】
帝釈&醍婆

前回は“トミ助”という究極のハンデを背負いながらも、20gという僅差で優勝を決めた帝釈。
此度は帝釈イズム最後の後継者醍婆とのタッグ。
阪神帽&黒鱒帽、互いの勝負帽をかぶって必勝体制。

【常陸の猛将と下総の盲将、初見参軍】
医和&阿修羅

今年不調の桧原湖に少々気落ち気味の医和、しかし今月10、20日と2日間のプラを消化し、非売品のTeam-Spinキャップで気合の参陣。
風邪っぴきの阿修羅を伴い、初見参初優勝を狙う!

【さらなる友情を育もう軍】
文殊&ぺペロン

こちらもまた風邪っぴきの文殊
帝釈、醍婆天照阿修羅など多くのZENJIN衆に菌を撒き散らした張本人。
「もち優勝を狙う!勝つためには風邪菌も武器にする!まずはリミットを確実に揃えることからだ!」
前回同様、盟友ぺペロンを従え気合十二分。

以上の3組。

総奉行文殊より開会の挨拶があり、
続けて法度奉行の帝釈からルール説明あり。

1)バッグリミット5尾
2)帰着時間午後4:00
3)死魚は無効

以上簡単な試合法度。

そして今回、“己水域”(マイウォーター)制が導入された(笑)

軍の代表者がジャンケンをして、勝った者から順番に
一番先に入りたいポイントを宣言出来る。(特にない場合はそのままスルー)

医和&阿修羅軍がボート屋付近のオダを宣言。
帝釈&醍婆文殊&ぺペロン軍は特に宣言がなかったため、
オダ医和&阿修羅軍己水域となった。

試合開始

帝釈&醍婆軍は一気に下流へ。
医和&阿修羅軍
はボート屋付近のオダ。
文殊&ぺペロン軍
は北岸の杭。

三軍三様で目的のポイントへダッシュ!
ここに骨肉相食む第二回黒鱒城杯が開始された!!

醍婆「アニキよ~」

帝釈「あ~?」

醍婆「今日で将監川4日連続なんスよねぇ~
んじゃ釣れるとこ分かってんスよね~Ψ(`∀´)Ψ

帝釈「分かんね…(σ‐ ̄)鼻くそホジホジ( ‥)ノ゛⌒・ポイッ」

醍婆「なんでよ!(゛`O´)/

帝釈「だって毎日釣れるとこ違うんだもんよ! ヾ(。`Д´。)ノ彡

前日までの雨を考慮し、下流側の流れ込みをメインに戦略を組んでいた帝釈
しかし…。

帝釈「おうおう、ずいぶん船が多いのぅ」

醍婆「んだなや~」

帝釈「うお~どんどんこっちに攻めてくるぞ~」

下流側にあるもう一軒のボート屋方面から大挙して押し寄せるボート軍。
よく見ると、それはレンタルボートではなく、マイボーターの船団であった。

帝釈「なんじゃありゃ、他でも大会をやっておるんかいな」

さらによく見ると、その船団の中に帝釈の知り合いがいた。
元ポパイ千葉店従業員の沖スト君(仮名)だった。

帝釈「いんや~たくさん船がおるの~、試合でもやってんの?」

沖スト君「友達同士の大会で~す、10人くらいでξ\(^。^ ))

帝釈「あ~そうなんだ~頑張ってね~♪♪(^0^)/~

帝釈「こりゃダメだ、あんなに船いたんじゃワシ等の魚などおらん( -。-) =3

前方から押し寄せる船団にビビった帝釈は、上流にバウを向け一気に押し上がる。

途中、文殊&ぺペロン軍をスルーし、医和&阿修羅軍を探したが、
かなり上流まで上っているのか帝釈&醍婆軍からは見えなかった。


帝釈
「よ~し、こっからはピンピンピンピンで撃って行くから
気合でセンちゃん投入せいや醍婆!」

醍婆「お~しっ!(`□´)

帝釈「アタリがなかったら即移動じゃ、エエな醍婆!」

醍婆「ガッテン承知之介じゃ!\(`0´)/

スタート後かなり下流まで進み、Uターンしてきた帝釈&醍婆軍
時間のロストを取り戻すべく、効率よくチャッチャと擬餌投入。

帝釈02醍婆センちゃん

帝釈「ワシは中層、おぬしはフォールじゃ」

醍婆「おう」

エレキ全開から突如の停止。そして撃つべし。
アタリがなければ再びエレキ全開。

極端な静と動を繰り返した数箇所目。

醍婆「うっしゃキター!!
(;`O´)o/ ̄~ >゜))彡

帝釈「うし!予定通りじゃ!!(`O´)ノオー!!

これが予定を上回る黒鱒だった。推定900gの兜首捕獲。

帝釈「ようやった醍婆よ、グッジョブ!!o(≧▽≦)o

醍婆「必ず勝つ!!щ(=`□´щ)オオオォォ

思い起こさば昨年の黒鱒城杯。。。

「今後、タッグの組み合わせに対し、奉行人の苦労も知らずに
ブーたれる輩が出てくることであろう。
そやつらに目に物見せるためには、ワシがトミ助と組んで勝つより他はなし」

と、自ら進んでトミ助とタッグを組み、協力の二文字をもって
絶対不利と言われた試合を見事に勝ちきった帝釈

思い返せばあのタッグも非常に楽しかった。
しかしながら、此度の師弟タッグもまた格別なる楽しみがある。

幸先よくグッド黒鱒を捕獲した帝釈&醍婆軍だったが、
その後醍婆に時折ギルらしきアタリがあるのみで、
帝釈にいたっては完全ノーバイト

醍婆「釣れませんのぅ (-。-;) ボソッ

帝釈「アタリすら無いわい ( -。-) =3

さらに上流へ進む帝釈&醍婆軍
途中、沖スト君が沖ストで粘っているのを横目に、
昨日編集部レツが調子よく釣っていたストレッチを探る。

が、これが予想外に完全沈黙。

その時、背後で沖スト君の「よしっ!!」とのシャウトが響いた。
大型ではなかったが、まぁまぁサイズを捕獲していた。

かなり期待していたストレッチが完全沈黙し、同様する帝釈
しかし気持ちを切り替え、さらに上流を目指す。

ひとしきり進むと、いい感じで風のあたっているシャローを発見。

帝釈「ん~釣れそう ( ̄O ̄)

醍婆「そうすか」

帝釈「よ~し、このストレッチで3尾釣ったる! ヽ(`⌒´)ノ

と、言うが早いかいきなりの捕獲。
370g

帝釈「ほら居ったであろうが ( ̄・・ ̄)=3 フンッ

10数メートル進み、やはり風のあたるシャローカバーに02を投入。

帝釈「また食ったでぇ~
(;`ー´)o/ ̄~ >°))彡

これがなんと推定980g

帝釈「どうじゃ!(`O´)ノ

さらにこの10分後、帝釈がダメ押しの1尾捕獲。
270g

醍婆「02炸裂じゃ~! (`O´)ノ

通常の釣りであれば、隣りの連荘にはブーたれる醍婆であるが、
タッグとなれば話は別。
船上でガッチリ握手の帝釈&醍婆軍

リミットまであと1尾となったところで一呼吸かと思いきや、
すかさず醍婆がリミット成立の黒鱒を捕獲。
130g

これで5尾、推定2650g

時刻は午前10時10分だった。

醍婆「これで勝ったっしょ Ψ(`∀´)Ψ

帝釈「たぶんな へ(゜∇、°)へ」

早くも余裕の帝釈&醍婆軍

醍婆「飛び込み人間でも投げっかな Ψ(`∀´)Ψ

帝釈「そりゃナメ過ぎちゃうか?
んじゃ、ワシはハスキー投げるぞ へ(゜∇、°)へ

などとオチャラケタイムは瞬く間に過ぎて、時刻は1時過ぎ。
途中、ギルアタリが醍婆にあるだけで、帝釈はまたしても沈黙。

帝釈「そろそろヤバイのぅ」

醍婆「おっと、他軍の船が浮いておりますぜ」

帝釈「おぉ~情報撹乱&写真撮影でもするか ψ(`∇´)ψ

医和&阿修羅軍。

帝釈「釣れたぁ~?」

医和「うへへへ (゜∇、°)

意味深な笑いを浮かべる医和
その医和のロッドについているルアーは…

ESDRIVE

帝釈「釣るの諦めたか、ビッグウエイトを持ってるかどっちかだな。
多分前者だと思うがのぅ Ψ(-◇-)Ψ

医和「いや~こいつで結構バイトあるんスけどね~♪」

帝釈「マジで!?( ̄TT ̄)鼻血ぶー」

文殊&ぺペロン軍

状況を聞こうと近づいていくと
デコってます…( -。-) =3

と、マジで落ち込んでる様子の文殊

醍婆「アタリもねぇ~の?」

文殊「ギルっぽいのが数回…( -。-) =3

心底ヘコんでいるご様子。

しかし…

帝釈「でもぶくぶくポンプ作動してんじゃん |電柱|ー ̄) 隠れニヤリ

文殊「あんまり寂しいもんで、雰囲気だけでも…( -。-) =3

帝釈「セツナイのぅ。。。
まぁ落ち込んでても仕方ないし、とにかく頑張れ!」

文殊「はい…( -。-) =3

帝釈「文殊はダメか…ありゃホントにヘコんどるのぅ」

醍婆「アニキよ、まさかあのリアクションを信用しとるんか?」

帝釈「あれは演技ではあるまいよ。
もし演技だったら文殊は役者になれるわい」

醍婆「ワシは信じてはおらんぜ!
文殊よ、ワシは騙されんぞ Ψ(*`Д´*)Ψ グヘヘ

その後タラタラと流し続け、最上流部まで到達した帝釈&醍婆軍
超ヘビーカバーの際奥に放った帝釈のテキサスにグッドサイズがバイト。
しかし、これを痛恨のバラシ…。

リミットが揃っている余裕か、集中力を途切らさず下流に向かい北岸を流す。

帝釈をして、
「このエリアを狙う為に02を作った」
と剛語するエリアで、帝釈3尾、醍婆4尾を捕獲。
しかしこれが100~130gの幼魚虐待。
帝釈が捕獲した中に1尾だけ370gが混ざり、130gを追い出す。

さらに下流へ下りつつ、風表のワンドで帝釈が1尾追加。
320g

270gを追い出し、50gアップ。

これにより推定ウエイト
2940g

帝釈「とりあえずこの時期のMAXウエイト出たな」

醍婆「後はどうすっかね」

帝釈「あと1時間半か~このままここに止まって50gづつでも入れ替えるか、
一気にボート屋周辺まで下り、まぐれの大黒鱒期待で勝負するか、
どうすっかな」

醍婆「う~む」

帝釈「そろそろ下流の船団も減ったと思うし、勝負してみっか」

醍婆「了解 (*`Д´)ゞラジャ!

3キロの大台に乗せるべく、上流を見切った帝釈&醍婆軍
エレキ全開でスタート地点まで戻る。

しかし帝釈の予想に反して、いまだかなりの数の船が浮かんでいた。
前方からは来週末に行われるTBCクラッシック
プラ艇と思われるバスボートが接近。
さらにはその背後から新たなアルミが3艇連なって向かってきた。。。

帝釈「我、過てリ…策を過てリ…(T-T)

結局帝釈&醍婆軍が撃てる場所もなく時は過ぎ、
途中醍婆の進言により30分の延長となったが、
まったく大勢に影響はなく、そのままフィニッシュ。。。

結果発表

第尻位
文殊&ぺペロン
580g

3inパワーホグ&チェリーで2尾を捕獲した文殊&ぺペロン軍
毎度のことではあるが、優勝宣言していたわりには
気合が空回りして此度もまた惨敗。

文殊談
クソッ (`ヘ´)
試合中は口三味線を鳴らしながらデコを装い、
皆を油断させるのには成功したが、肝心な魚があと1尾捕獲出来なかった。
まだまだ力不足です。リミットを揃えなきゃ話になりませんわ。
んでもって本大会で一つ決意した!
優勝するまでぺペロン
と組んで戦い続ける!?

やはりデコっつうのは嘘だったな ( ̄ー ̄)ニヤリ
ワシを騙そうなんざ500年早いわい
by 醍婆

第2位
医和&阿修羅
700g

此度初出場の医和&阿修羅
とりあえずどうにか尻位は免れ、ホッと一安心か。

医和談
<bぶっちゃけ午後3時30分までデコってました!(爆)。
8時30分くらいに沖のハードボトムでバラシた魚が痛すぎた。(推定800g)
その一部始終を帝釈&醍婆軍に見られたことにより冷静さを失った。
それからはバラシ多発、Bait Breath リンバーをジグヘッドワッキーで
一袋全部使ったにも関わらず、結局捕獲ゼロ。
信頼のD-ZONE3/8ozでとりあえず一本を死守。

阿修羅談
朝の早い段階で1尾捕獲したまではよかったんスけど、
後が続かなかった。
次は必ず見せ場を作るぞ!そして阿修羅派閥を作ってやるのだ!!

阿修羅派閥?訳分かりませんわ。
ハッタリだけでは魚は釣れませんね。
¬(  ̄ー ̄)┌ フッ
by 帝釈

第1位
帝釈&醍婆軍

2910g

師弟軍強し。
帝釈、黒鱒城杯2連覇!!
醍婆も初出場でナイス黒鱒を捕獲し見せ場を作った!!

帝釈談
とりあえず勝ててエがった♪♪

本日の試合の山場は2つ。
1つ目は、朝イチ狙った下流が予想外の不発と、前方から押し寄せる船団に
即座に上流狙いへとシフトし、早い段階で醍婆が叩き出した900g
2つ目は、前日調子の良かったエリアで完全ノーバイトを喰らい同様するも、風向きが昨日と真逆だったこともあり対岸へ移動。
そこで3連発させ、キッカーとなる980gを捕獲。

ここで8割方“勝った”と思いましたのぅ。
その後、間髪入れずに醍婆が捕獲しリミットメイクするなど、かなり出来すぎの展開でしたわい。

「オラオラ、ムカつくだろ~」

もっと腹立つように変な顔してやっからよう見とけぇ。へ(゜∇、°)へ
オイそこ!ワシの顔をしっかり拝んどけや!
ししゃもみてぇな小魚を無理矢理両手持ちしてるお前だよ!(爆)

第二回黒鱒城合戦
全成績

順位 名前 尾数 ウエイト(g)
優勝 帝釈&醍婆 5/5 2910
準優勝 医和&阿修羅 2/5 700
3位 文殊&ぺペロン 2/5 580