『醍婆謀反』
ZENJIN乱破衆からの報が帝釈に届く。
「ワシは下僕じゃぁ~!!
下郎人の恐ろしさを思い知らしてくれるわ!!」
炎炎炎(◇´*)ブオォォ(*`◇)炎炎炎
突然の報せに同様した総帥帝釈であったが、乱破衆の報告によれば
その矛先は帝釈ではなく、醍婆の出仕先の殿様であった。
その殿様に対して長きに渡り一途に忠誠奉公してきた醍婆。
しかし、数年来の冷遇ぶりにとうとう旗を上げてしまったらしい。
ZENJINの誰もが認める仕事人の醍婆である。
「義の無き戦は断じてしない」のが醍婆である。
早速帝釈が屋敷に呼び寄せ、本人から事情を聞くことにした。
その性質上、ここで詳しくは説明出来ないが、
どの角度から検討しても「醍婆に非なし」であった。
「釣り行きてぇ!」
この醍婆の鶴の一声で、此度の出陣は決まった。(´Д`;)
戦果
今年は純粋なプライベート出陣がほとんどない帝釈であったが、
TBCや各種トーナメントで凄腕の釣師達との交流は多く、
やれパターンがどうの、コンディションがどうのと、
相変わらず口だけは達者な帝釈。
この日も朝から偉そうに弁舌をぶつ。
帝釈「え~本日はですな、小さい黒鱒君達は相変わらずカバーの奥に居ます。
大きい魚は、かぶり物系ブッシュの切れ目にサスペンドですな。
であるからして、スピナーベイト一本でイタダキです!」
日頃から「ハリガネなんぞルアーじゃねぇ!」
と剛語し、帝釈がもっとも苦手とするワイヤーベイト。
その代表格であるスピナーベイトを、今日はヘビーローテするという。
いつものイキアタリバッタリ戦略ではあったが、
なぜかこの日は多少の戦果を上げてしまった。
浮芝の先端から1.5mほど離れたラインにSRミニ3/8ozを通す醍婆。
その4投目、本日の最大黒鱒(と言っても38㎝)がヒット。
に見えるだけ…( -。-) =3
俺って写真撮るのうめぇなぁ~ (σ‐ ̄)鼻くそホジホジ
これを見た帝釈は、己の戦略がイイ線いってると確信。
その後も似たような場所を狙い、まずまずのサイズを捕獲成功。
スピナーベイトって、
釣れるのかも…。
帝釈「え~黒鱒君を捕獲するにおいて最も重要な定義は何か。
それは量より質ということですな。
100尾の小黒鱒よりも、1尾のクォリティーフィッシュが大切です <( ̄^ ̄)>」
得意になって醍婆に弁舌をぶっていた帝釈であったが、
その後まもなくスピナーベイトに反応が悪くなり沈黙が続く。
帝釈「え~サイズも重要ですが、集中力を切らさないためにも
適度な捕獲は必要なので、02に変更します。 ( ̄・・ ̄)=3 フンッ」
醍婆「…………(–;)」
なんやかんやとホザキながらも、スピナーベイトと02を駆使して
ポツポツと捕獲を重ねる帝釈。
ペースを崩されたのか、沈黙が続く醍婆。
しばらくして帝釈がよく分からない魚を捕獲。
正体不明の魚を捕獲後、今度はギル君をゲットする帝釈。
ギル君をリリースした直後、突然帝釈が吼えた。
「うぉおーー3品目釣った!!」
(`O´)ノオー!!
醍婆「で?だからなに? ¬(  ̄ー ̄)┌ フッ」
帝釈「だからじゃないだろ!
普通は1日4品目釣れたら“サイクルヒット賞”として御祝儀出すだろ!」
醍婆「なんだそのインチキくさい賞は!(`□´)/
俺は去年の賭試合の賞品、タバコ1カートンもまだもらってねぇんですぜ!」
帝釈「あぁそんなこともあったっけな、それは文殊に言ってくれ ( ̄ー ̄)ゞ」
醍婆「ったく…(–メ)
まぁ釣れる可能性があるとしても、雷魚とズ~ナマくれぇなもんだろ。
しかしコイツらは超~超~レア物だからまずありえねぇ。
そもそも4品目なんざ聞いたこともねぇわさ ( ̄ー ̄)」
しかし…
帝釈「うぉおお~
こりゃ黒鱒のヒキじゃねぇ~!!
(;`O´)o/ ̄~ >゜))彡
醍婆「まさか…断じてありえ~~ん!!!ヾ(。`Д´。)ノ彡」
醍婆「なんなんだこの人…┏(-_-;)┓」
醍婆、失意の中で納竿。
帝釈「醍婆よ~、謀反はやめてさ…」
醍婆「やめる!!謀反はやめて下克上に切り替えだ!!!」
щ(=`□´щ)オオオォォォッッッ
帝釈「…………まぁそっちのほうが醍婆らしいな (´Д`;)」
※号外※
当日は単独で阿修羅も陣場入りしていたようだが、
いつもの“お子様テンションローダウン”により、
先に帰陣したとのこと。
¬(  ̄ー ̄)┌¬(  ̄ー ̄)┌
相変わらずじゃのぅ。
2006・8・8
TEAM-ZENJIN 将監川決戦 結果
名前 | 魚・尾数 |
帝釈 | 黒鱒、他 9 |
阿修羅 | 黒鱒 5 |
醍婆 | 黒鱒 3 |