ZENJIN医和の有難き御厚意により、総帥帝釈、本年初の桧原湖出陣。
しかも此度は帝王本山博之公のガイド出陣。
本山公を伴っての出陣は2年ぶり。
そう、あの日本記録捕獲以来である。
侍、気合入れろよ!
昨年の桧原湖出陣では、名手医和にコテンパにやられた帝釈。
本年初の桧原湖ということもあり、気合十二分の出陣と相成った!
が、しかし…
結果はやはり名手医和の一人相撲。
超タフコンディションの中、経験にものを言わせた医和が、
数は少ないながらも要所々々で確実に捕獲を重ね、
帝釈に陰さえ踏ませなかった。
戦果
WBP-Aリミテッド炸裂!
一昨年、帝釈が日本記録を捕獲した際使用していた
あのプロップベイトのリミテッドバージョン。
アワビシェルを内蔵し、プロップは特殊ゴールドメッキ加工、
背中のスケルトンチャートカラーは、水面直下で怪しく色変化する。
印象的には前バージョンよりさらに浮力が低く、
リトリーブ時、WBP-Aが背中に皮一枚の水をかぶるのに対し、
リミテッドは水面超直下を泳ぐ感じか。
貧乏ゆえにリミテッドを所持していなかった帝釈、
頑なに旧バージョンを引き倒すも、
連発する医和を横目に僅か1バイトのみ…。
これほど差が出るとはのぅ…( -。-) =3
デコっぱちのまま昼も近づき、焦りまくる帝釈、
何でもイイから魚を触らせてもらおうと本山公に懇願。
そして、
やっと1尾捕獲。
昼メシ
釣れない時の帝釈はどうなるか、ご存知人間ブラックホールと化し、目に映るもの全てを食い尽くすのみ。
親の仇のように食いまくり、アッサリ完食。
毎度お世話になります。
毎度毎度、食いすぎで申し訳御座いませぬ。
でも、ここのご飯はマジで美味いんです!!
またタラフク食わせて頂きます!!
(* ̄0 ̄*)ノ
午後の部
午前中のダメダメぶりを、大メシとともに体内に封じ込めた帝釈が、再起を誓って午後船に乗り込む。
横綱相撲を見せる医和は、終始余裕の表情だ。
帝釈「次釣れたスモールは食っちまうぞ!」
(`O´)ノオー!!
医和「まぁまぁ落ち着いて下さいよ」
( ̄ー ̄)
食後一時間ほどの昼寝効果もあり、完全に蘇えった総帥帝釈。
帝釈「序盤戦が厳しければ厳しいほど、メイクミラクルは輝くんじゃ!!」
などとホザキ、ヤル気を漲らせる。
が、しかし…
大メシを食おうが、昼寝をしようが、帝釈の釣りが上手くなるわけもなく、
シャッドテール、アシストシアラー、WBP-Aリミテッドと、
桧原湖特有の釣法を熟知する医和に勝てるわけもなく…。
帝釈撃沈。。。
午後からもクレバーな戦略で淡々と捕獲を重ねる名手医和。
に対して、
ボロボロのぐっちょんぐっちょんで、
ダウンショットを泣きながら動かし、どうにかこうにか1尾捕獲の
苦労人帝釈。
時間は午後4時半を回ったところで、雷雲とともに風が吹き始めた。
日光は完全に遮断され、照度は一気に落ち、
雲に覆われた山々の景色は薄暗く、
なにやら怪しげな気配が桧原湖全体に忍びよってきた。
本山「おぉ~怪しくなってきたな~
あの時と似てるぞ♪ :・(`▽´)・:」
医和「これはデカイのが浮いてきますよ~( ̄ー ̄)」
帝釈「日本記録再更新!絶対ぇ釣ったる!! щ(`□´)щ」
いかにも何かが起きそうな雰囲気の中、
いよいよ本山愛艇レンジャーコマンチがあのブイに突進する。
あのブイ…そう、二子島沖のハンプである。
しかし、最後の決戦場に向かう途中、
瞬く間に暗雲が立ち込め、風雨はさらに激しく、
気がつけば頭上で閃光が踊り狂い、轟音とともに雷鳴が唸りだしてしまう。
本山「チョッと怪しすぎだな(笑)」
医和「ヤバイっすねぇ~(笑)」
帝釈「キタキター!って思ったら、行きすぎちゃった!って感じ(笑)」
ハンプ周辺に数投キャストするものの、
風雨、落雷ともに激しく、続行不可能と判断。
本日終焉と相成った。
皆様も命は大切にしましょうね。
帝釈談。
え~本日は、と言うか本日も、やっぱりダメダメでした。
日本記録再更新などという甘い夢を見たのが間違いでした。
まぁボクは名手医和殿のオマケなんで、これでイイんです。
でも…今日一日間違ったことはやってないはずだ!!
ヒキが弱かっただけなのだ!!!
そういうことにしておいてくれよ…(T-T)
2006・9・10
TEAM-ZENJIN 桧原湖決戦 結果
名前 | 魚・尾数 |
医和 | 小口黒鱒 14 |
帝釈 | 小口黒鱒 2 |