この日、師匠板坂率いる“TEAM-ブライトカレント”(以下B.C)の試合が
行われる予定だった利根川。
しかし、大型台風関東上陸より、利根川本流は濁流と化し、
「ドチャドチャやな~(菊元さん風)」状態。
B.C杯が延期となり、将監川出陣に予定を変更した師匠板坂。
そして、師匠板坂からお誘いを受けた帝釈が同陣。
昨年の11月4日、師匠板坂の利根川プラに同陣した際に見た“強気”と“気迫”
『食いたくねぇ奴は食うな!』的な熱き魂。
その魂魄を、自身の釣りに活かしたいと精進し、
この夏、決死の思いで新たなる釣法を模索し続けてきた帝釈。
そして、おぼろげながら見えてきた一つの釣法。
「デコ討死か、大将首を討ち取るか」
この釣法はそんなものであり、ある種の博打戦法である。
上級者、もしくはそのフィールドに精通した人間と同船した際にありがちな、
『どういうエリアを狙うのか』 『何をどう動かすのか』
などの小手先のパクリを帝釈は特に嫌う。
此度の釣法も、師匠板坂の魂を帝釈が己の魂として汲み取り、
「帝釈流」に発展させたものである。
この日の帝釈は、ラバージグを軸に釣りを展開したが、
当然の事ながら、“このルアーで”といったミクロ的な決まりが
あるわけではない。
どのルアーを使うにせよ、“心意気”という精神論こそ、
この戦法の真骨頂なのである。
此度、その戦法を師匠板坂に見て頂いた帝釈にとって、
この出陣は、いわば『中間テスト』の出陣であった。
戦果
相変わらずの超高水温が続くなか、
秋を意識した大黒鱒に狙いを絞った両名。
師匠板坂5尾、帝釈4尾と、数は捕獲出来なかったが、
師匠板坂がキロ黒鱒を捕獲し、帝釈もそれなりのサイズを捕獲した。
クオリティーフィッシュこそ
真価なり。
終日『オレ流』を貫いた帝釈に、
傍らでその釣法の一部始終を見ていた師匠板坂から、
有難きお言葉が。
「その戦法に名前を付けましょう(笑)
名づけて“底無し沼”です!!
ぎゃははは _(__)ノ彡☆ばんばん!」
底無し沼…それイイ!!
よく分かんないけど、なんか怖そうでイイ!!
(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
新技“底無し沼”
必ず極めてくれるわ!!!