翌週の黒鱒城合戦第三戦のプラに出陣!!
と言いたいところであるが、此度は残念ながらプラではない。
『新技開発』のための出陣である。
開発というより、挑戦と言ったほうが適切かもしれぬ。
なぜゆえ挑戦かと申さば、脳内では5年ほど前から完成されていた技だからである。
では、なにゆえ今になって挑戦かと申さば、その技で1尾も釣ったことがないからである。
ではでは、なにゆえその釣れない技を体得しようとするのかと申さば、脳内映像では、大黒鱒が一撃必殺で捕獲されているからである。
この脳内映像をワシは信じたいのである。
ここで映像の詳細を明らかにするのは差し控えるが、なぜかこの技のイメージは大黒鱒限定であり、個体数の非常に少ないゴンザレス以上を相手にすると決めれば、それ相応の忍耐と根性を要するのは当然至極である。
まさに難行苦行なのである。
どれだけの歳月がかかるか想像も出来ぬが、いつかこの脳内映像を現実のものとし、身体の芯からシビれてみたいもんじゃな。
難行苦行の厳しさに負け、通常の釣り方で捕獲してしまった黒鱒君。