2010/6/12 帝釈祝賀会!

三年間の寺子屋生活を終え、どうにか幕府からのお墨付きを頂いた帝釈。
その栄誉を称すべく、ZENJIN軍の有志が帝釈のもとへ集った。

多人数のZENJIN衆たちが集い、心ゆくまで黒鱒談義に花を咲かせるのは年末の忘年軍議くらいなもの。
しかし、帝釈は例外。
このところの忘年軍議には毎年新参衆が入るため、帝釈はその接待役に終始している都合上、ほとんどまともに釣りの話などしていない。

 

酒を注がれれば、全て飲み干す

これを流儀としている帝釈であるがゆえに、毎年の宴では早い段階で記憶を飛ばしてしまい、気がつけば朝…。
というのが実情である。

「毎年ベロベロでろくに釣りの話もできてねえ…( -。-) =3

と愚痴をこぼしていた帝釈であったが、此度は己が主賓。

「今日はとことん黒鱒釣りを語りたい!!(`□´) ノ

と意気揚々の出陣となった。

しかし、結局ここでも早い段階で記憶を飛ばしてしまった帝釈。

「これだけは言わせて頂きたい」

と珍しく神妙な面持ちで語った内容は以下の通り。

帝釈談。
過去に何度となく申したことだが、ワシはこの黒鱒城合戦を大きくするつもりなどなかった。
醍婆、文殊、そしてワシの3人で楽しむつもりで始めたのだ。

しかし、気がつけば人数も増え、各トーナメンター衆を始め、多くの試合巧者も集まってきた。
人数が増えれば楽しみも増えるが、同時に失ってしまうものも多い。

ワシはそのジレンマが堪らなく辛い。

合戦は勝負である。
勝負と名のつくものは、勝たなくては面白くない。
しかし、「岸際ダダ流しの美学」を忘れてはならない。

お天道様を浴び、小鳥のさえずりに耳を傾け、仕事や家庭での愚痴をこぼしながらも、それぞれの夢を語り、大小さまざまな黒鱒くんたちと戯れる。

そこには小むつかしいバス釣り理論もなく、小うるさい人とのせめぎあいもない。
気心知れた仲間たちと、ひたすら岸際をダダ流すのみ。

風、流れ、ベイト、透明度、照度など一切考慮することなく、ひたすら岸際をダダ流す。

合戦などは黒鱒釣りの一側面に過ぎず、決して王道ではない。

ブラックバスという見たこともない魚を釣りたい一心で走り回ったあの頃、あの純心の中にこそ黒鱒釣りの王道がある。

ワシが齢10歳で得たこの無の境地とも言える岸際ダダ流しの美学を、この先未来永劫、ワシは死ぬまで守り続けたい。

ZENJIN衆たちの中にワシと思いを重ねる者あらば共々に参ろうぞ、あの日のブラックバスを釣りに。。。

 

 

みんなありがとう!!

 

その後は当然こうなるわけで。。。

まぁいろいろと楽しい宴で御座った。
感謝致す。